DEEP PURPLEが2ケ月連続でオフィシャル・ライヴ作品をリリース

9月に昨年の武道館ライヴを収録した「…To The Rising Sun in Tokyo」をリリースしたばかりのDEEP PURPLE(ディープ・パープル)が2ケ月連続でオフィシャル・ライヴ作品をリリースする。今月リリースされるのは、世界最大のメタル・フェス、WACKEN OPEN AIR 2013でのライヴを収録した「From The Setting Sun … in Wacken」だ。日本では別々のレーベルからのリリースだが、タイトルが示す通り、この2つの作品は関連した双子のライヴ盤となっている。ライナー・ノーツに寄稿したロジャー・グローヴァー(ベース)は、同じツアーで、WACKENと武道館という場所も雰囲気も全く異なる会場で行われた2公演をリリースする事の意義を語っている。

武道館とは全く異なる雰囲気の、数万人が埋め尽くすフェス会場でのライヴ

武道館ライヴと同じ「Now What?!」ツアーであるため、収録曲の大半は重複しているが、フェスという事を意識したのか、WACKENのライヴは、武道館では演奏されなかったHighway Starからスタートする。言うまでもなく、この曲は、DEEP PURPLEの名を世界に知らしめた72年の伝説的なライヴ・アルバム「Live in Japan(海外でのタイトルは”Made in Japan”)」のオープニング・トラックだ。イアン・ギラン(ヴォーカル)在籍のDEEP PURPLEのオープニング曲の定番でもある。武道館ライヴのスタートが新作からのAprès Vousだったのとは対照的だ。タイム・テーブルどおりであれば、Black Stageのトリとして出演したDEEP PURPLEは20:15からステージを開始しているはずだが、夏のドイツはまだ日が落ちきっていない。数万人が埋め尽くす夕暮れのフェス会場でのライヴは、武道館とは全く雰囲気が異なっている。バンドの代表曲Smoke on the Waterでは、元SCORPIONSの伝説的ギタリスト、ウリ・ジョン・ロートが登場するという、フェスならではの貴重な共演も収められている。

Blu-rayは3D映像も収録

本作はBlu-ray、DVD、CD各フォーマットが単品、及び組み合わせでリリースされる事になっているが、Blu-rayのみ通常の映像の他に3D映像も収録されている。

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