6月に新生RAINBOWとして予定されていた3回のショウを終えたリッチー・ブラックモア(Ritchie Blackmore)が、オランダのメディア向けインタビューで、ショウの振り返りと、誰もが気になる「次の展開」について語っている。

新生RAINBOWとして行った3回のショウについてリッチーは「最初の2回(ドイツのMONSTERS OF ROCK)のライヴは、少し慌ただしすぎて、楽しむことができなかった。リハーサルの時間が不足していた。だが、3回目のイギリスのライヴは、ドイツで2回ライヴを経験した事もありとても良い内容だった」と語っている。確かに、YouTubeにアップロードされた映像を見ても、リッチーが再びRAINBOW、DEEP PURPLEをプレイしている、その事自体に対する感動はあっても、ライヴそのもののテンションは若干低めだったと言える。

またライヴの選曲についても、当初は7割がRAINBOWになるだろう、と語っていたが、オープニング・ナンバーにDEEP PURPLE時代の定番曲"Highway Star"を持って来たり、アンコールでも"Smoke on the Water"をプレイしたり、と結局、半分がDEEP PURPLEの曲で占められていた。リッチーからすれば自分が書いた代表曲をプレイするのは当然と考えており、ファンが「なぜ、DEEP PURPLEの曲ばかりをプレイするのか?もっとRAINBOWをやって欲しい」と言っている意味が、当初は理解できなかった様だ。しかし、ライヴでもRAINBOWの曲に比べて、DEEP PURPLEの曲へのリアクションが悪かったのはリッチー自身も感じていた様で、「DEEP PURPLEは今でも存在して毎年ツアーをやっている。ファンも"DEEP PURPLEの曲は毎年聴いている"と言っていた。だから次にライヴをする時は95%はRAINBOWの曲をプレイするつもりだ。」と語っている。

実際に次のライヴがいつ頃、どこで実現するのかは明言されていないが、リッチー本人が次のRAINBOWの活動に前向きな発言をしているのは、非常にうれしい限りだ。

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