リッチー・ブラックモア率いる、RITCHITE BLACKMORE'S RAINBOWが6/17、ドイツ・ローレライで遂に復活ライヴを行った。
メンバーは既報のとおり、LORDS OF BLACKのロニー・ロメロ(Vo)、STRATOVARIUSのイェンス・ヨハンソン(Key)、BLACKMORE'S NIGHTのデヴィッド・キース(Dr)、ボブ・ヌーヴォ(Key)で、セットリストは以下のとおりだ。
6/17 ドイツ・ローレライ Monsters of Rock Festivalセットリスト
01. Highway Star (DEEP PURPLE)
02. Spotlight Kid
03. Mistreated (DEEP PURPLE)
04. Since You Been Gone
05. Man On The Silver Mountain
06. Catch The Rainbow
07. Difficult To Cure
08. Perfect Strangers (DEEP PURPLE)
09. Child In Time (DEEP PURPLE)
10. Long Live Rock 'N' Roll
11. Stargazer
12. Black Night (DEEP PURPLE)
13. Smoke On The Water (DEEP PURPLE)
全13曲のうち、DEEP PURPLEが6曲となっている。以前、リッチーはインタビューで「RAINBOWの曲が70%」と語っていたので、他にもリハーサルをしている曲があるのかもしれないし、現時点であと2回予定されているライヴの中で、セットリストが変わってくる事も考えられる。
気になる演奏については、断片的ではあるが、既にファン撮影の動画がネットに上がっている。それを見る限り、ロニー・ロメロは期待通りの歌唱を聴かせてくれる様だ。バンド全体の演奏については、若干、テンポが遅いと感じる曲もあるが、実際、リッチーがこれらの曲をバンド形式でプレイするのは約20年ぶり、あるいはそれ以上で、'Stargazer'に至っては、80年代のRAINBOWまで遡らなければならないので、ある程度のギャップを感じるのは仕方がない。リッチーのギター・プレイも少し大人し目の感じがするが、それも20数年前との比較しかできないし、元々、リッチーは、ライヴではソロもバッキングもその場の雰囲気でどんどん変えていくスタイルなので、次のライヴではどうなるかは分からない。
何はともあれ、リッチーが長い間封印していたRAINBOW、DEEP PURPLEの名曲を自らの手でプレイする、そのライヴが実現しただけで感慨深いものがある。あと2回と言わず、もっと続けて欲しいと思わずにはいられない。そのRAINBOWの今後については、リッチーはRAINBOWの継続について否定的な発言はしておらず、ファンの反応が良く、自分も楽しめたら継続する、と語っているので、是非、残りの予定されたライヴを成功させて、次の展開へつながる事を願ってやまない。
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