81年RAINBOWのライヴがついに登場!

復活が秒読み段階となったリッチー・ブラックモア率いるRAINBOWの、81年のライヴ音源「Boston 81」が遂にリリースされた。この時期のメンバーは、リッチー、ジョー・リン・ターナー(Vo)、ロジャー・グローバー(Ba)、ボブ・ロンディネリ(Dr)、ドン・エイリー(Key)で、このラインナップでのライヴ音源はオフィシャルでは初登場だ。先日リリースされた、80年MONSTERS OF ROCK同様、ファン待望のリリースと言える作品だ。ジャケットの写真は、まるでブートレグの様であるが、実際の音質はかなりのクオリティで、ニュー・シンガーとして、ジョーを迎えて、本格的にアメリカ進出を目論んでいたリッチーの、気迫に満ちたプレイを抜群の音質で聴くことができる。

全盛期のジョーの素晴らしい歌声

加入直後のジョーのヴォーカルは、既出の他時代のライヴと比較しても格段に声が出ており、ロニー、グラハム時代の曲も見事に歌いこなしている。グラハム時代の"Love's no Friend"、"Lost in Hollywood"、そして14分を超える"Catch the Rainbow"は特に聴きごたえ抜群で、グラハムのMORライヴと聴き比べても面白いかもしれない。ロニー、グラハムと比較すると、評価が今ひとつの感があるジョーだが、80年代の全盛期の歌声はロニー、グラハムの後任として相応しいもので、本作でもその素晴らしい歌声を聴くことができる。
なお本作ではクレジットは無いが、"Smoke on the Water"の前に"Lazy~Woman from Tokyo"が抜粋でプレイされている。

BOSTON 81

1.Spotlight Kid、2.Love's No Friend、I Surrender、4.Man on the Silver Mountain、5.Catch the Rainbow、6.Can't Happen Here、7.Lost in Hollywood、8.Difficult to Cure、9.Long Live Rock n' Roll、10.Smoke on the Water

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