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皆さんは、どこのコンサートホールで、初ライブを体験されましたか?

30年以上前は、ライブ会場をコンサートホールと呼んでいました。コンサートホールの東京三大聖地は、「渋谷公会堂」(一時期、ネーミングライツでCCレモンホールと、呼び名を変えていました。)、「中野サンプラザ」、「新宿厚生年金会館」でした。収容人数は2千人~3千人です。しかし、「新宿厚生年金会館」は数年前に解体され、「渋谷公会堂」も隣の区役所と合わせて建て替えの計画があります。「中野サンプラザ」も、3年後ぐらいに解体するという行政の見解が報道されたことがあります。

紅白歌合戦でおなじみの「NHKホール」も、洋楽のライブに使われたりしていました。ホール&オーツやポール・ウェラーなどが演奏していました。「日本青年館」も、80年代には、ジョニー・サンダースやイギー・ポップが演奏しています。

80年代半ばには、代々木のオリンピックプールがコンサート会場として開放され、杮落としは、チャゲ&飛鳥が演奏しました。その後、ピンクフロイド最後の日本公演もここで行われました。伝説のブルース・スプリングスティン&Eストリートバンド、少女隊、オルケスタ・デラルスなど幅広いアーティストが演奏しています。

少し変わった会場としては、渋谷のデパートの上に「東横劇場」という、演劇会場がありました。ここで、エルビス・コステロが一時期、毎年のように演奏していました。これらより小スペースな会場は、ライブハウスが中心でした。最近は数も減っています。今はなき六本木ピットインが、アラン・ホールズワースのライブで超満員になっていたものです。8月に復活ライブを行った、レベッカが名を馳せたのは、渋谷の「屋根裏」というライブハウスでした。

最近のライブ会場と90年代のコンサートホールを比べてみると、変わったこと今でも変わらないことがありますが、オーディエンスは演奏を楽しみ、1曲が終わると拍手して、アーティストを称えることは、今でも変わらない日本のライブ鑑賞の良いところの1つではないでしょうか。