RITCHIE BLACKMORE'S RAINBOW復活！
リッチー・ブラックモアのロック・プロジェクトの全容が、とうとう明らかになった。バンド名は、RITCHIE BLACKMORE’S RAINBOW。リッチーが主導するロック・プロジェクトに、これ以上、ふさわしい名前は無いだろう。御大本人がどう感じているかは知る由もないが、御大がRAINBOWを名乗るバンドでプレイする、という事に胸躍る気分のファンは多いに違いない。
ライヴの日程は、ドイツのMONSTERS OF ROCKで2回と、イギリスのバーミンガムでのショウ1回が確定している。リッチーのロック・バンドとしてのラスト・プレイとなる今回のプロジェクトが、母国イギリスと、若き日のリッチーがクラブで武者修行を積んだドイツが選ばれたのは、リッチーの意思が強く反映された結果なのだろうか?この他の日程が追加されるか否かは、現時点で明らかになっていない。
シンガーはロニー・ロメロ(LORDS OF BLACK)、イェンス・ヨハンソンも参加
最も気になるバンド・メンバーも、既に明らかにされている。シンガーは、スペインのヘヴィ・メタル・バンドLORDS OF BLACKに在籍するロニー・ロメロ(Ronnie Romero)。YouTubeにはLORDS OF BLACKの曲や、過去にロメロが歌うDEEP PURPLEのStormbringerの映像が公開されており、そのヴォーカル・スタイルを垣間見ることができる。過去にDIOやWHITESNAKEのカバーをしていた、ヨルン・ランデ(JORN)に似た声の持ち主だ。歴代シンガーの中では、やはりロニー・ジェイムス・ディオに近い。このシンガーならば、どの時期のリッチーの曲も歌いこなせるだろう。
キーボードは日本でも人気のあるイェンス・ヨハンソン(Jens Johansson)だ。SILVER MOUNTAIN、YNGWIE MALMSTEEN’S RISING FORCE、DIO、STRATVARIUSで活躍し、今回のラインナップの中では、最も有名かつ人気のあるメンバーと言えるだろう。キーボードも重要な位置づけを占めるDEEP PURPLE、RAINBOWの曲でイェンスがどの様なプレイを聴かせてくれるか注目だ。Highway Star、Speed King、Burn、Child in Time、A Light in the Black、Spotlight Kid、Perfect Strangers等、楽しみな曲は尽きない。ドラマーはBLACKMORE’S NIGHTのデヴィッド・キース(David Keith)。ベースはボブ・ヌーヴォー(Bob Nouveau)と発表されている。
既にオフィシャル発表されているので、一旦はこの陣容で決定と言えるが、90年代のRAINBOWでも、ツアー前にドラマーがチャック・バーギに交代した事例もある為、リハーサルの結果によっては「首切り魔」リッチーによるサプライズがあるかもしれない。