英国屈指のメロディックHRバンド、CHANGE OF HEARTが復活!
90年代の後半にアルバム「Cahnge of Heart」で鮮烈なデビューを飾った、イギリスのメロディアス・ハードロック・バンドCHANGE OF HEART(チェンジ・オブ・ハート)が11年ぶりのフル・アルバム「Last Tiger(ラスト・タイガー)」をリリースした。バンドは2005年のアルバム「Truth of Dare」以降活動停止状態にあり、本作では中心メンバーのアラン・クラーク(Vo&Gt)以外メンバーは一新されている。レコーディング終了後に、ニック・カトリック(Gt)、ジェフ・ホプキンス(Ba)、ジョン・サイクス(Key、"あの"ジョン・サイクスとは同名の別人)という編成でバンド形態になった様だが、本作は当初はアランのソロ・プロジェクトLAST TIGERとして製作される予定だったものだ。しかし、所属レーベルEscape Musicのカリル・タークのアイデアによりCHANGE OF HEARTとして、外部のミュージシャンを招聘して製作されている。
冴えわたるアラン・クラークのヴォーカル!
アルバムの制作過程に紆余曲折はあったものの、最終的に出来上がったアルバムは、HEARTLAND、FMといったイギリス屈指のメロディアス・ハードロック・バンドとしのぎを削ったCHANGE OF HEARTの名を冠するにふさわしい極上のメロディが満ち溢れた素晴らしい作品となっている。オープニングの"Rise to the Challenge"はアルバムを象徴するナンバーだ。アランとともにレコーディングのキーパーソンとなっているポール・ヒューム(Gt/プロデューサー、DEMON、LAWLESS、LIFELINE)の素晴らしい仕事が随所に光っている。ミディアム・テンポの"Holy Days"、力強いタイトル・トラック"Last Tiger"、美しいピアノ・バラード"Hold on to Love"、パワー・バラード"Stone Cold(In Your Eyes)"など、ブリティッシュHR界屈指の実力を持つヴォーカリストであるアランの素晴らしい歌声が映える作品となっている。
Last Tiger / CHANGE OF HEART
1.Rise to the Challenge、2.Wayward Son、3.Roads of My Life、4.March of Souls、5.Holy Days、6.Touch Your Soul、7.Hold Onto Love、8.Last Tiger、9.Stone Cold (In Your Eyes)、10.Silent Rage、11.Only Tomorrow、12.Out In The Cold(Japan Bonus Track)