ゲスの極みのニューシングルは反抗期ソング!?
10月14日に発売されたゲスの極み乙女の4枚目のシングル「オトナチック」。NTTドコモ dヒッツpowered by レコチョクCMソングに起用されている。
大人になる方法がわからないといった反抗期ソングとも言っても良い楽曲になっており、仕組まれた様な問題が次々と降りかかり心の限界を迎える。「それは違うだろ!」と訴えても正解がわからないから反論できないし、大人のように上手くやり過ごす方法がわからないという内容の歌詞が綴られており、大人が聴いても「痛い所を突かれた」と少し苦笑いをしてしまうような印象だ。
この曲の最大の魅力はイントロである。よくCMなどの宣伝媒体ではサビを流すことが多いのだが、この曲はピアノとギターの見事な掛け合いが素晴らしく、その後に入ってくるドラムとスラップベースが抜群である。動画サイトでも既にMVが解禁になっているだけでなく、ベースやギターのカバー動画「弾いてみた動画」が多数アップされていることもあるので、この曲のサウンドが魅力的であることが十分証明されている。
また、曲全体も完成度が高く、ボーカルの川谷絵音の不意に聞けば女性が歌っているようにも聞こえる独特の高音ボイスが魅力的ではあるが、所々に入る女性陣のコーラスも安定したハーモニーを聴かせており、曲を鮮やかに色づけてくれている。
自身のバンド以外にも他のアーティストへの曲提供も行っている彼らなだけに、今後はどのような方向にどのような進化を遂げていくのかが気になるところだ。