ドゥーム・メタルの総帥、リー・ドリアンがWITH THE DEADとして復活!

CATHEDRAL(カテドラル)解散から2年、ドゥーム・メタルの総帥こと、リー・ドリアン(Lee Dorrian/ヴォーカル)が、ついに復活!元ELECTRIC WIZARD(エレクトリック・ウィザード)のティム・バグシャウ(Tim Bagshaw/ギター&ベース)、マーク・グリーニング(Mark Greening/ドラム)と共に結成した新バンドWITH THE DEADが、セルフ・タイトルのデビュー・アルバムをリリースした。

暗黒の世界観が、とてつもなくヘヴィな音像と共に表現されたアルバム

アルバム「With the Dead」の収録曲は全6曲(日本盤は7曲)、ミニアルバムか?と思いきや、純然たるフル・アルバムだ。初期のBLACK SABBATHを敬愛するリーの暗黒の世界観が、ティムとマークが生み出す、とてつもなくヘヴィな音像と共に表現されている。CATHEDRALの音楽性からRide、Midnight Mountain、Hopkinsといった、比較的「ノリの良い」要素を取っ払い、徹底的にダークでヘヴィな部分を突き詰めた音がこのアルバムを支配している。ここまでトレンドを無視したアルバムを作れるのも、リー自身が主催するRise Above Recordsならではだろう。

曲とアイデアの素晴らしさに魅かれて加入を決断したリー・ドリアン

海外メディア向けのリー・ドリアンのインタビューによれば、もともと、このバンドは、ティムとマークが結成して、リーのレーベルRise Above Recordsに売り込んだのがきっかけだった様だ。リーはレーベルの立場でバンドに関わり始め、加入の要請を受けた時も、レーベルの仕事に集中したいという思いが強く即断はできなかったが、曲とアイデアの素晴らしかった為、加入を決断。改めて歌詞と曲を仕上げ、レコーディングに臨んだとの事だ。リーの決断と、この様な素晴らしいアルバムを作り上げてくれたWITH THE DEADのメンバーに感謝したい。