村上大介がフリーで使用した曲Anniversary

先日世界を沸かせたフィギュアスケート男子GPカナダ大会。日本勢も大いに検討していたが、中でも注目なのが、村上大介がフリーで使用した曲Anniversaryだ。

この曲を作曲したのはX-JAPANのYOSHIKIである。元々はX-JAPANが解散して間もない1998年に「天皇陛下即位10周年」の演奏会の為に作られた曲で「10年間楽しいことばかりではなく、辛いこともあったけれども素晴らしい人生を歩む」という意思が込められており、天皇陛下の10年を壮大に表現されている。構成もX-JAPANとは全く異なる本格的なクラシック曲となっており、AパートBパートと各パートで全く違った表情を見せ、さらにYOSHIKI自身が演奏しているピアノも収録されている素晴らしい作品となっている。

今回この曲を使用した村上大介も、フィギュアスケート選手として波乱の人生を送ってきた選手なので、まさにこの曲が自分の人生と重なる部分も多かったのだろう。演技では演技時間の関係上、多少の編集が加えられているので全編を聞きたい方はYOSHIKIのソロアルバム「YOSHIKI CLASSICAL」に収録されているのでチェックしてみてほしい。

また、動画サイトでもYOSHIKIがソロコンサートで披露している様子や、天皇陛下の御前で演奏をしている様子などがアップさせているので、こちらもぜひ見ていただきこの曲が様々な場面でマッチしていることを確かめていただきたい。10年が凝縮された曲ということもあり、聴く人それぞれが、走馬灯のように何かを感じることが出来るかも知れない。