ニュー・アルバム「Anvil is Anvil」が遂に完成!
2016年にデビュー35周年を迎えるメタル・レジェンドANVIL(アンヴィル)の、ニュー・アルバム「Anvil is Anvil」が遂に完成し、2月26日にSPVからリリースされる事がオフィシャルで発表となった。全12曲(ボーナストラックを含む)が収録され、CDの他、2枚組のアナログ盤も同時発売となる予定だ。アルバムのアートワークは、画家としても活動するドラマーのロブ・ライナー(Robb Reiner)が手がけている。なお、ベーシストは昨年の来日公演に参加していた新メンバー、クリス・ロバートソン(Chris 'Christ' Robertson)が曲作りの段階から参加している。
不変の信念が貫かれたニュー・アルバム
ファンには周知の事柄だが、1stアルバム「Hard N' Heavy(邦題:ヘヴィ・メタル・ドリーム、1981年)」の時から、ANVILのアルバム・タイトルは、3つの単語から成り、1番目と3番目のイニシャルが同じになる、という法則がある。2nd「Metal on Metal(1982年)」、3rd「Forged in Fire(ヘヴィ・メタル・マシーン、1983年)」、4th「Strength of Steel(1987年)」と続き、映画で有名になった13rdアルバムは「This is Thirteen(2007年、邦題:夢をあきらめきれない男たち、2009年)」、前作「Hope in Hell(2013年)」と続いている。そして新作は「Anvil is Anvil」。いわば、ANVILのセルフ・タイトル・アルバムと言える名前が付けられている。昨年(2014年)10月に来日した際、既にLIPS(ギター&ヴォーカル)は、次のアルバムがこのタイトルになると明言していた。「俺たちは昔から変わらない事を批判されてきた。だが、何故変わる必要がある?」LIPSは言う「俺たちは俺たちだ!」
アルバム・タイトルだけではなく、音楽性も、正に「鉄床(アンヴィル)」の如く硬い意思で貫き通してきた、その信念がこの新作にも受け継がれている。84年のSUPER ROCKに出演したバンドで唯一ブレイクできなかったバンドとして紹介された事についても、LIPSは「だからどうした?売れるために音楽性を変えるなんて全く意味の無い事だ!」と切り捨てている。
ヘヴィ・メタルのトレンドがどこへ向かおうとも、決して自分の音楽性を曲げる事は無い。売れるための音楽は作らない。だからと言って、自己満足だけの音楽で35年で16枚目のアルバムは作れない。2年間で世界を2周するツアーができるはずもない。ANVILは絶対にファンを決して裏切る事はなかった。そのANVILが、満を持して命名したアルバム「Anvil is Anvil」に期待は膨らむばかりだ。
「Anvil is Anvil」収録曲
1. Daggers And Rum 5:26
2. Up, Down, Sideways 3:19
3. Gun Control 4:22
4. Die For A Lie 3:17
5. Runaway Train 3:40
6. Zombie Apocalypse 4:22
7. Its Your Move 3:30
8. Ambushed 3:22
9. Fire On The Highway 4:35
10. Run Like Hell 3:07
11. Forgive Don`t Forget 2:40
12. Never Going To Stop 4:12 (bonus track digipak)