Vo.三原健司の声でフェードインする今回のアルバム。初めて立ったROCK IN JAPANの舞台で初披露されていた「FUTURE ICE CREAM」は新生フレデリックの門出にふさわしい、力強い曲だ。変わり続けることを恐れないで、簡単に進めないことは分かっていても自分たちの手で未来を切り開いていこうとする真っ直ぐな決意が眩しい。
ハンドクラップがLIVEで映えそうな「FOR YOU UFO」を挟んで、彼らがバンドにとっても大切な曲になったと話す「ハローグッバイ」。この曲はオーディエンスに向けたラブソングなのではないかと思う。今回のツアーで三原健司は、『カズがフレデリックのリズムには僕らが鳴らしているリズムと、もう一つ。あなたのリズムがある。と話してくれて、それが本当に自信になった。』と話していた。より一層ファンの存在を強く感じている今の彼らだからこそ説得力を持って響く曲だ。《守ってあげなきゃいけない未来は 一番近くで待ってる君なんだ》という歌詞がストレートに心に刺さる。