2006年から活動を続け、メロハー・ファンの間で高い評価を受けている北欧スウェーデンのメロディック・ハードロック・バンド、MISS BEHAVIOUR(ミス・ビヘイヴィア)が、4枚目のアルバム「Ghost Play(ゴースト・プレイ)」で遂に日本デビューを果たした。自主制作のファーストはともかく、セカンド「Last Woman Standing(2011年)」、サード「Double Agent(2014年)」は、日本のメロハー・ファンの間では評価が高く、日本盤リリースが無かったのが不思議な程だが、今回、こうして「Ghost Play」で日本デビューを飾った事で、ますます注目度があがる事だろう。
シングル・カットされた”Friendly Fire“の様な勢いのあるハードロック・ナンバーも、タイトル・トラックとなっているパワー・バラード”Ghost Play“、ヘヴィなリフの”The Magician“等、曲のスタイルが多彩、という印象がある。クレジットを見る限り、メイン・ソングライナーは、エリク・ハイネ(Gt)、ヘンリック・スポローグ(Key)の様だが、他のメンバーも曲作りに加わっており、しかもコラボのパターンが様々というのが、ナラエティ豊かな曲調に繋がっている印象だ。ヴォーカルのセバスチャン・ルースの歌唱も見事で、メロディアスでエモーショナルなヴォーカルを聴かせてくれる。本国のフェスではTREATやECLIPSE等と共演しておりライヴ活動も精力的に行っているので、ぜひ、日本でもそのパフォーマンスを見せてほしい。
Ghost Play / MISS BEHAVIOUR
1.Friendly Fire、2.The Magician、3.Pain and Passion、4.The War Inside、5.Savage Heart、6.Brothers of War、7.Never Say Never、8.Ghost Play、9.Night Moves、10.Waling in Shadows、11.All Eyes on You、12.Save the World、13.Touch the Magic(日本盤ボーナス・トラック)