来年6月のロック・プロジェクトについて踏み込んだ発言
リッチー・ブラックモアが最近の海外メディア向けのインタビューで、来年6月に計画しているDEEP PURPLE、RAINBOWの曲をプレイするロック・プロジェクトについて「6月にヨーロッパで4回のショウを行う」より踏み込んだ発言をしている。しかし世界中のファンが待ち望むワールド・ツアーについては「あくまで楽しむために行う事で、(ヨーロッパの4回のショウ以外は)これ以上はやらない。」と現時点では否定的だ。あくまでリッチーにとってはBLACKMORE’S NIGHTがメインである事に今後も変わりはない様だ。ロック・プロジェクトのメンバーについては、まだ明らかにされていない。
70才という年齢とノスタルジー
このタイミングでDEEP PURPLEやRAINBOWを再び演奏する理由について「70才という年齢になりジョン・ロードをはじめ共にプレイをした多くのミュージシャンが亡くなってしまった。旧友を懐かしむ思いで昔の曲をプレイしたくなった。」と語り「ノスタルジーが主な理由だが、それだけが理由ではない」と結んでいる。
「ノスタルジーが理由」というのは、リッチーの素直な気持ちであろう。逆にジョン・ロードの名前までを出して、ここまでストレートに自分の思いを語るのというは昔のリッチーのインタビューでは考えられない事だ。70才という年齢をリッチーがどうとらえているかは知る由もないが、常識的に考えればハードロックを演奏するにはギリギリの年齢と言えるだろう。ギターはプレイできてもDEEP PURPLEやRAINBOWの激しい曲をステージで披露するとなると話は別だ。これが最後という気持ちがリッチーにもあるのだろう。
本当にヨーロッパの4回のショウだけで終わってしまうのか?世界中のファンに別れを告げるフェアウェル・ツアーは無いのか?今回のインタビューでは明確に否定しているが、この部分の発言だけは、昔のへそ曲がりなリッチーであって欲しいと多くのファンが願っているに違いない。
Referred to RITCHIE BLACKMORE AND CANDICE NIGHT APPEASE RAINBOW AND DEEP PURPLE FANS WHILE FOLLOWING THEIR MEDIEVAL MUSE