90年代にプログレッシヴ・ロック・バンドSPOCK'S BEARDで活躍し、現在はTRANSATLANTIC、FLYING COLORS等、多岐にわたる活動をしている、アメリカ出身のマルチ・プレイヤー、ニール・モーズ(Neal Morse)が、自身のソロ・バンドTHE NEAL MORSE BANDを率いて行った最新ライヴを収録した作品「Alive Again」CD/DVD、Blu-rayが登場した。現時点では国内発売の予定は無く、海外盤のみで入手可能だ。TRANSATLANTIC、FLYING COLORSでも活動を共にしている、元DREAM THEATERのマイク・ポートノイ(Dr/Mike Portnoy)が今回も全編で参加している。その他のメンバーは、Randy George(Ba)、Bill Hubauer(Key)、Eric Gillette(Gt)で5人編成でのライヴとなっている。

このライヴは昨年リリースされたTHE NEAL MORSEのアルバム「The Grand Experiment(日本未発売)」からのツアーで、同作からの選曲が中心だが、バンド名義のスタジオ・アルバムは同作のみである為、その他にもニールのソロ・アルバムからも選曲されている。ニールのソロは、マルチ・プレイヤーであるニール自身がすべての楽器をプレイする形が多く、ライヴではコーラスや管楽器、弦楽器なども加えたビッグ・バンド形式になる事が多い。その点、今回は5人のバンド形式でのプレイとなっており、従来のニールのソロよりも、よりロック度が高いライヴとなっているのが特徴だ。30分を超える大作"Alive Again"など長い曲もあるが、大作志向のTRANSATLANTICよりはコンパクトな曲が多くなっている。マイクをはじめとするバンド・メンバーも素晴らしい演奏を見せてくれ、超一流のプレイ自体も十分に楽しめるが、基本的にはニールのバンドという位置づけであり、スーパー・バンドであるTRANSATLANTICやFLYING COLORSとは異なり、マルチ・プレイヤーとしてのニールの魅力を中心に楽しめるライヴ作品となっている。

Alive Again / THE NEAL MORSE BAND

1.Alive Again Intro、2.The Call、3.Leviathan、4.The Grand Experiment、5.Harm's Way、5.Harm's Way、6.Bill's Keyboard Solo、7.The Creation、8.There is Nothing that God Can't Change、9.Waterfall、10.Eric's Gtr Solo、11.In the Fire、12.Alive Again、13.Rejoice、14.Oh Lord, My God、15.Reunion、16.King Jesus
ボーナス映像:ツアー・ドキュメンタリー

関連作品