クラシック・メタルに影響を受けたメンバーによる王道サウンド

デンマーク出身のパワーメタル・バンドSTATEMENT(ステイトメント)が、2014年以来となるセカンド・アルバム「Heaven Will Burn」をリリースする。本作は、2015年に元ROYAL HUNT、NARITAで活躍したドラマー、アラン・ソーレンセンが加入して初のアルバムとなる。
北欧デンマークのバンド、そしてアルバム・ジャケットのサタニックなイメージから、ブラックメタル、デスメタル系のスタイルを想像させられるが、実際には、オーソドックスなパワーメタル・スタイルのバンドだ。メンバー全員がSCORPIONS, LED ZEPPELIN, BLACK SABBATH, MOTORHEAD, MERCYFUL FATE, METALLICAといったクラシック・メタルの影響を受けているとの事だが、確かにMETALLICA辺りの影響は直接的に感じられる。

パワーとメロディを兼ね備えたアルバム

オープニングの"Playing Around"から、スピード&パワー全開でこれが、このバンドの基本路といえるが、タイトル・トラック"Heaven Will Burn"で聴ける様にヘヴィな中にもキャッチーなメロディも豊富だ。どことなく哀愁を感じさせる"Created by You"のヴォーカル、ギターのメロディ・ラインも素晴らしい。典型的な北欧メタル・サウンドではないが、パワーとメロディを兼ね備えた聴きどころの多いアルバムだ。
プロデュースは、SICK OF IT ALL, THE HAUNTED, DARK TRANQUILLITY, MOONSPELL, ONE OK ROCK, DIR EN GREYを手掛けた ことで知られるチュー・マドセンで、昨年にはBABYMETALのライヴ盤のミックスも手掛けている。

Heaven Wil Burn / STATEMENT

1. Playing Around、2. Madness、3. Created By You、4. Darkest Hour、5. Nightmare、6. Part Of Me、7. Heaven Will Burn、8. New Beginning、9. A Fire Burns、10. Sleazy Fantasy、11. Benefit My Time