デンマーク出身、’80sスタイルのオールド・スクール・ハードロック・バンドJUNKYARD DIRIVEが、アルバム「Sin & Drive」で遂にデビューを果たす。AC/DC、GUNS N’ ROSES、AIRBOURNEから強くインスパイアされ、若き世代へのロックンロール復権を宣言して結成されたバンドは、サウンドも、ファッションも80’sハードロックを強く意識している。2014年に結成、4曲入りEPをリリースした後は、デンマーク国内だけでなく国外でも活発にライヴを行ない曲に磨きをかけてきた。本作の音楽性は、北欧というよりはアメリカン・ハードロックで、バンドのルーツや指向が強く反映されている。
ブルーズ・ロック的なオープニングの”If You Wanna Rock Me“や”Natural High“、グルーヴィーな”Drama Queen“、”Take it All“等、ライヴ中心に鍛え上げられたバンドである事が想像できる。”Geordie“は、80’sハードロックにはお約束とも言える、静かに始まりダイナミックに展開するバラード曲で、シンガーKrisのエモーショナルな歌唱も、泣きのギターソロも非常に聴きごたえがある。こういったバンドのスタイルは、アルバム以上にライヴで魅力を発揮する事が多いので、デビュー前からアメリカをツアーする等、フットワークの良いバンドの様なので、ぜひ、日本でのライヴ実現も期待したい。
Sin & Tonic / JUNK YARD DRIVE
1. If You Wanna Rock Me、2. Bone Dry Jessie、3. Drama Queen、4. Natural High、5. Take It All、6. B.A.D、7. Danger Zone、8. Stone Cold Lady、9. Geordie、10. Slave To Technology