フロンティアズ・ミュージックと契約、2016年にニュー・アルバムをリリース!

WARLORAD、元FATES WARNINGのドラマー、マーク・ゾンダーの加入が話題となった、GRAHAM BONNET BAND(グラハム・ボネット・バンド)が、DEF LEPPARD、WHITESNAKE、BOSTON、ASIA、TOTO、JOURNEY、URIAH HEEP等、数々の大物バンドと契約を持つフロンティアズ・ミュージック(Frontiers Music)とサインを交わした。グラハムのオフィシャル・ページで日本時間9/29に発表されたステートメントでは、GRAHAM BONNET BAND名義の1stアルバムを2016年にリリース予定とされている。

パワフル・ヴォイスを取り戻したグラハム、ツアーでは過去の名曲と共に新曲もプレイ

GRAHAM BONNET BANDは、来年2月にイギリス・ツアーを行う事となっており、そこではグラハムが在籍したRINBOW、MSG(マイケル・シェンカー・グループ)、ALCATRAZZ等の名曲と共に、新曲もプレイされる様だ。前回のマイケル・シェンカーとの日本公演は、ゲストとして1時間程度のステージだったが、今回はヘッド・ライナーなのでフル・セットのステージとなるはずだ。一時期は声の衰えが心配されていたグラハムだったが、再びパワフル・ヴォイスを取り戻した事は来日公演でも証明されている。イングヴェイ・マルムスティーンやスティーヴ・ヴァイを擁したALCATRAZZ以降は、パーマネントなバンドが無く、IMPELLITTERI(インペリテリ)、BLACKTHORNE(ブラックソーン)は単発の活動に終わっていた。日本限定でANTHEM復活のきっかけとなったリメイク・アルバムに参加し、その後は何度か企画的にALCATRAZZ名義で来日した事もあったが、本格的な再結成という印象は無かった。その点、現在のGRAHAM BONNET BANDは比較的安定的な活動を続けていると言える。グラハムのプライベートのパートナーがベーシストとして在籍している事が要因かもしれないが、それでグラハムのモチベーションが上がり、精力的に活動してくれるのであれば大歓迎だ。

新曲My Kingdom Comeは様式美ハードロック・スタイルの名曲!

バンドの新曲は日本でもThe Mirror Lieの1曲が披露されていた。この曲自体は、RAINBOWやALCATRAZZの曲に比べると地味な感じだったが、この曲とカップリングでリリースされているMy Kingdom Comeは様式美ハードロック・スタイルで、なぜこの曲を日本でプレイしなかったのか不思議なくらいの名曲だ。現在、ダウンロード販売のみのリリースだが、ぜひチェックしていただきたい。そしてフル・アルバムのリリース後は、ヘッド・ライナーとしてジャパン・ツアーを実現させて欲しい!

GRAHAM BONNET BAND オフィシャル・フェイスブック(英語)