ジョン・ウェットンが、自らのウェブサイトで、病気治療に専念する為、ASIA(エイジア)のメンバーとして予定されていたCruise to the Edgeへの出演、および3月から4月にかけてのJOURNEYとのツアーへの不参加を発表した。ジョンは、2015年のUKでの来日公演以降、表立った音楽活動を止め、継続的な病気治療を行ってきたが、今後、新たにはじめる化学療法を受ける間、飛行機での移動が制限される為としている。
ジョンは、「ASIAの歴史的なツアーに参加できないのはとても残念だ」としながらも、「年内には戻ってくる」という力強いメッセージを残している。ジョン不在のASIAには代役として、ソロ、CIRCA等で活躍するビリー・シャーウッドが参加する事も同時に発表されている。ビリーのキャリアや、マルチ・プレイヤーで、リード・ヴォーカルもできる事を考えれば、適した人選と言える。YESのツアーで、故クリス・スクワイアの代役という大役をこなしたビリーだが、今回は、クリス並みに存在感のあるジョンのベースを弾きながら、リード・ヴォーカルも務める事となる。
ビリー・シャーウッド
ジェフ・ダウンズ(Key)、カール・パーマー(Drs)、サム・コールソン(Gt)、そしてビリー・シャーウッド(Ba&Vo)というラインナップで行われるASIAのツアーの成功と、ジョンの一日も早い回復を心から祈りたい。