ページ上部写真LtoR:Yasumoto Ohtani(Gt)、TAI Syouda(Dr)、Yama(Vo)、Yoshiyuki Suzuki(Ba)
「今のSEVENTH SONを凝縮したアルバム」
関東を中心に活動するメロディック・メタル・バンドSEVENTH SON(セヴンス・サン)が、遂にニュー・アルバム「Arc of Infinity(アーク・オブ・インフィニティ)」を完成させた。リリースは8/26。8/5には東京・渋谷O-Westライヴでは、先行発売も行われる。(ライヴ情報は本ページ下に記載)
昨年、結成15周年ライヴを成功させたSEVENTH SONだが、既に、そのライヴの際にメンバーの口からは、ニュー・アルバムに対する計画やアイデアが語られていた。(15周年ライヴのレポート、インタビュー(Yama/Vo、TAI/Dr)は本ページ末にリンク有)
本作の音源を何度も繰り返し聴いているが、一聴した印象から、その時のメンバーの発言の一つ一つが確実に実践され、本作の楽曲、サウンドにつながっている事が実感できる。昨年のインタビュー時点では曲作りは、まだ半ばの状態だったはずだが、その時点からバンドが新作のヴィジョンを明確に持っており、制作過程においても、ブレずにアルバムを作り上げたという事だ。音源に添えらていた、リーダー正田(Dr)のコメントには「今のSEVENTH SONを凝縮したアルバム」とあったが正にその通りだ。
コンパクトな曲の中に貫かれるSEVENTH SONらしさ
メロディック・メタルの中にプログレッシヴ・メタル的な要素も交え、複雑な展開の曲を得意としてきたSEVENTH SONだが、新作はコンパクトな楽曲が中心となっている。長い曲や複雑なプログレメタル路線が好きな方には、逆に少し心配にもなるキーワードでもあるが、冗長性を排除したという感じで、決して曲が単調になっている訳でもないし、音楽性そのものが大きく変わっていない。細部にこだわったアレンジがなされておりSEVENTH SONらしさは健在だ。むしろ曲がコンパクトになった事で、メンバーの各プレイも一球入魂という感じの聴きごたえのあるプレイが随所で光っている。
時には「リハに行きたくない!」と思うほどに、メンバー同士がとことんぶつかり合い、拘って作り上げた曲のクオリティが何よりも素晴らしい。例えば"Behind Their Smile"や"Silent Truth"のハードなプレイと、キャッチーなメロディの素晴らしい融合は、そんな曲作りの成果であろう。壮大なアレンジからスタートする疾走メタル・チューン"Blaze in the Dark"や抒情的なバラード"Camella"と曲のタイプもバラエティがあり、新機軸を打ち出したベテラン・バンドの充実したアルバムだ。サウンド・プロダクションも迫力があり抜群の仕上がりとなっている。
Arc of Infinity / SEVENTH SON
1. In Your Heart、2. Behind Their Smile、3. Silent Truth、4. Camellia、5. Eternal Spiral、6. Blaze in the Dark、7. Master、8. Children of the Earth、9. Fallen in Love、10. In My Heart
ライヴ・インフォメーション
8月5日(金) 渋谷 O-West (ニューアルバム先行発売)
RYUMEI Presents LOUD exSTAGE 2016 PREMIUM Vol.2
OPEN 16:30、START 17:00 前売4,000円、当日4,500円
※本ライヴのみベースの鈴木は一身上の都合により不参加。Hibiki(LIGHT BRINGER、Mardelas)がサポートで参加。バンドからのお知らせ
9月25日(日) 東京・吉祥寺クレッシェンド
10月2日(日) 仙台・フライング・サン
10月9日(日) 大阪・心斎橋パラダイム
チケット、その他の情報:オフィシャルサイト
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