1994年から活動を続けるスイス出身のベテラン・パワーメタル・バンドGONOREAS(ゴノレアス)が、オリジナル・アルバムとしては2015年以来、通算6枚目となるニュー・アルバム「Minotaur(ミノタウルス)」で日本デビューを果たす。国内盤リリースは12/20。GONOREASは日本盤デビュー前の2014年に来日公演を行っている。最近では国内盤がなくても日本にやってくるバンドは少なくないが、今回、ついに本格的な日本デビューを果たすこととなる。
バンドの中心はギタリストのダミール・アスキックで、唯一のオリジナル・メンバーとして20年以上バンドを牽引してきている。バンドのサウンドは、クラシック・スタイルのパワー・メタル・スタイルで、ハイトーンからミドルまで幅広いレンジを持つブラジル出身のシンガー、レアンドロ・パチューコの実力は相当なものだ。ダミールを中心に書かれた楽曲も、超正統派のメロディック・パワー・メタルで、VICIOUS RUMORSやMETAL CHURCH、CANDLEMASSといったバンドに通じる雰囲気がある。メロディアスなパワー・メタルのファンには強くアピールするアルバムで、特に、終盤の“Minotaur”~”Transcendence”~”The Lead Masks of the Vintem Hill”の流れは圧巻だ。この強力なニュー・アルバムを引っ提げての再来日の実現を期待したい。
Minotaur(ミノタウルス)/GONOREAS(ゴノレアス)
1.Bloodstone、2.Seed of a New Future、3.Puzzle、4.Eris、5.Price of Eternity、6.Fragments、7.Behind the Wall、8.Minotaur、9.Transcendence、10.The Lead Masks of the Vintem Hill、11.Devil at the Crossroads (live,bonus track)、12.Serpents(live,bonus track)