THE POLICEのドラマー、スチュワート・コープランド、80年代以降KING CRIMSONのギター&ヴォーカルとして長く活動したエイドリアン・ブリューLEVEL 42マーク・キング(Ba)PFM等で活動したヴィットリオ・コスマ(Key)によって結成された超スーパー・バンドGIZMODROME(ギズモドローム)が、9月にデビュー・アルバム「Gizmodrome」をリリースし、ついにそのベールを脱いだ。

アルバムを聴いてまず感じるのは、それぞれの道でロック・ミュージックを極めた猛者たちがとにかく好きな音楽を楽しみながらプレイしているという雰囲気だ。セールスやエゴといった、かつて、メンバー達自身が時に拘り、時に苦しめられた要素とは無縁、ただただ、その道を極めたものにしか出せない、独創的なサウンドだ。
雰囲気的には、ディシプリン期のKING CRIMSONが最も近いと言える。かといってブリュー色が強いアルバムという訳でない。ヴォーカルは全員で分け合っているし、初期のTHE POLICEを思わせる様な曲もある。プログレと呼ぶには破天荒すぎる感があるが、寧ろ、インスト重視の少し変わったな音楽が好きなロック・ファンには、楽しめる要素の多いアルバムと言える。なお、本作は1枚モノの通常盤以外に800組限定で「Riff Tricks The Instrumentals Vol. 1」というインストゥルメンタルEPがセットになったCD2枚組限定盤もリリースされている。

アルバムのリリースに合わせて、早くも2018年4月の来日が決定しており、東京、大阪で2公演が行われる予定だ。GIZMODROMEとしてのライヴ活動はまだ始まっていない為、どの様なライヴになるかは現時点では不明だが、THE POLICEやKING CRIMSONの曲をプレイするアイデアもある様だ。LEVEL 42は現在進行中のバンドである為、プレイしない意向という情報もある。選曲がどうあれ、このメンバーが集まってプレイをするだけで、期待が高まるばかりだ。

GIZMODROME(ギズモドローム)

Disc 1: 1.Zombies in the Mall、2.Stay Ready、3.Man in the Mountain、4.Summer’s Coming、5.Sweet Angels(Rule the World)、6.Amaka Pipa、7.Strange Things Happen、8.Ride Your Life、9.Zubatta Cheve、10.Spin This、11.I Know Too Much、12.Stark Naked

Disc 2: Riff Tricks The Instrumentals Vol. 1 (インストゥルメンタルEP、数量限定生産)
1.Zombies on Call、2.Druther Be a Cowboy、3.Sweet Domination、4.Just Bring Whiskey、5.The Cans of Doom、6.She Can’t Hear You、7.Guika Longiano、8.Luis Hansa feat. Raiz

GIZMODROME JAPAN TOUR 2018

4/8(日) 大阪・メルパルクホール大阪
Open:17:30、Start:18:00
¥9,800([座席指定]/税込)

4/9(月) 東京・Bunkamuraオーチャードホール
Open:18:30、Start:19:00
S ¥9,800(1階席・2階席・3階席[座席指定]/税込)、A ¥8,800(3階席後方[座席指定]/税込)

チケット販売等 詳細:ウドー音楽事務所 HP