2015年に正式に引退を撤回する声明を発表したフィル・コリンズ(Phil Collins)が、10/17に復帰後初となる本格的なライヴの開催を発表した。「Not Dead Yet Live!」と題されたこのライヴは、2017年6月にロンドンで5日間、ドイツのケルンで2日間、パリで2日間行われる事になっている。その他の日程の有無については現時点では明らかにされていない。なお、ライヴのタイトル「Not Dead Yet(まだ死んでない)」は、フィルの自叙伝のタイトルから付けられている。
このライヴ発表に先立って、先日、アメリカで行われたテニスのUSオープンに登場したフィルは"In the Air Tonight(邦題、夜の囁き)"、"Easy Lover"といった大ヒット曲をプレイしている。このパフォーマンスを見る限り、シンガーとしての実力は健在だ。一方で、ドラマーとしては、残念ながら万全とは言えない様で、10/17に行われた復活ライヴ発表の会見の席には杖を使って登場していた。来年行われるライヴでも、従来の様にドラムをプレイするのは難しいとの事だ。しかし「可能であれば"In the Air Tonight"ではドラムプレイしたい」というコメントを残している。また、会見では新曲の制作の可能性も示唆している。今回のライヴがどの様な形で行われるのかは、まだ不明だが、70年代からGENESISで活躍し、BRAND Xそしてソロで、シンガー、ドラマー、ソング・ライター、パフォーマーとして輝かしいキャリアを残してきたフィルが、こうして表舞台に戻ってきてくれるのは、嬉しい限りだ。復活のライヴを心待ちにしたい!
Not Dead Yet Live !
2017/6/4,5,7,8,9 Royal Albert Hall(ロンドン・イギリス)
2017/6/11,12 Lanxess Arena (ケルン・ドイツ)
2017/6/18,19 Accor Hotels Arena (パリ・フランス)
フィル・コリンズ オフィシャル・サイト(英語)
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