名古屋を中心に活動する男女ツイン・ヴォーカルのポスト・ハードコア、ポップ・パンク・バンド、THIS YEAR’S PROPHECY(ディス・イヤーズ・プロフェシー)が、5曲入セカンドEP「The Art of Surviving」をリリースした。メンバーは、Mari(Vo)、Felipe(Vo&Ba)、Rafa(Drs)、Hiro(Gt)の四人組で、ブラジル生まれのMariとブラジル人兄弟のFelipe、Rafaによって2011年に結成され、2016年にギターのHiroが加入し現ラインナップとなっている。

日本をベースとしながらも、ブラジルをルーツとするメンバー構成という事が大きく影響しているのだろう、洋楽/邦楽という垣根を感じさせない、そのボーダーレスな音楽性はこのEPからも十分に感じ取る事ができる。サウンドの根幹になっているのは、ラウド&ヘヴィなギター・リフ・オリエンテッドのハードコアだが、ツイン・ヴォーカルに一翼を担うMariの歌メロにはJ-POP、J-ROCK的なメロディがあり、ハードなサウンドがベースとなっている音楽にも拘わらず非常に聴きやすい。ハードなサウンドの中でも、キャッチーな歌メロが浮く事なく、自然に調和している所が非常にユニークで、バンドの個性を際立たせている。ビデオが公開されている”Stay“を始め、曲のクオリティも高く、ライヴでのプレイも見てみたい気持ちにさせてくれる。

バンドは、本作リリースに合わせて、初の全国ツアー「The Art of Surviving Tour 2017」を行う事となっているので、今後の動向にも注目したい。

The Art of Surviving / THIS YEAR’S PROPHECY

1.You’ve Got to Survive (SE)、2.The Art of Surviving、3.Stay、4.Anthem for the Broken Souls、5.Back on Track

The Art of Surviving Tour 2017

7/15(土) 名古屋 栄RAD
7/29(土) 奈良 NEVERLAND
7/31(月) 大阪 心斎橋VARON
8/6(日)  東京 新宿SCIENCE
9/3(日)  北海道 札幌DUCE

詳細:オフィシャル・サイトthisyearsprophecy.com