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エクストリームミュージックが一般にも浸透し、マキシマム ザ ホルモンなどがテレビに出ていても受け入れられる時代になった。とはいえ、いまだにその嗜好がメジャーなアーティストや海外のバンドのみで留まっているリスナー、オーディエンスが多いのは残念なことだ。

じつは日本のアンダーグラウンドシーンには、さまざまなエクストリームミュージックを発信するバンドが数多く存在し、それらを受け入れているライブハウスがいくつもある。

まずは東京の新大久保にあるEARTHDOM(アースダム)。比較的広めのフロアにはライブスペースから分かれたラウンジスペースもあり、物販やドリンクを落ち着いて楽しむこともできる。その分、ライブスペースはいくらでも激しくなって大丈夫というわけだ。

東高円寺の二万電圧(ニマンデンアツ)は、火事により営業できなくなった20000V(ニマンボルト)のスタッフが立ち上げたライブハウス。20000V時代から合わせると比較的歴史が長く、パンクのベテランバンドもよく出演している。

同じく歴史と知名度のある新宿のANTIKNOCK(アンチノック)は、以前の尖った雰囲気を払拭し、一般よりのイメージに変化している。エクストリームな音楽においても、どちらかというと若手のバンドに強く、いわゆるメタルコアなどの新しめの音が多く聴かれる。

2014年にオープンしたばかりのPIT BAR(ピットバー)は西荻窪駅から歩いてすぐの立地。その名の通り、バースペースでもあるのだが、週末になるとハードコアバンド中心のライブがおこなわれている。ピザなどのフードも人気が高い。