かねてから噂されていたFLEETWOOD MAC(フリートウッド・マック)のラスト・ツアーについて、メンバーのクリスティン・マクヴィ(Vo&Key)が、イギリスのTV局BBCの番組に出演した際、その具体的なプランを明らかにした。クリスティンによれば「2018年3月からリハーサルを開始し、6月から世界規模のツアーを行う」との事だ。そのツアーに参加するバンドのラインナップは、当然、スティーヴィー・ニックス(Vo)、リンジー・バッキンガム(Vo&Gt)、ミック・フリートウッド(Drs)、ジョン・マクヴィー(Ba)、そしてクリスティンの5人の黄金期メンバーだ。

クリスティンは、6/9(日本リリースは7/19)にリンジーとのデュオ・アルバム「リンジー・バッキンガム/クリスティン・マクヴィー」をリリースしたばかりで、まもなくリンジーと共にアメリカン・ツアーを開始する事となっている。また、スティーヴィーも、ロンドンのハイド・パーク公演を始め、ソロ・ライヴが予定されている。更にFLEETWOOD MACとしても、7月にアメリカのロサンゼルスとニューヨークで行われる大規模なフェスティバルに出演する。

全米チャートのNo1に33週もの間君臨したロック史に残る名盤「Rumours(噂、77年)」を始め、数々の名曲、名盤を生み出してきた黄金期FLEETWOOD MACは、近年バンドとしてもメンバー個別の活動としても、非常に活発で、ファンとしては嬉しい限りだが、メンバーの年齢を考えれば、このペースが長く続くとも考えにくい。次のツアーでは、バンドとしては1995年以来、黄金時代のラインナップとしては1980年以来となる、日本公演の実現を願うばかりだ。

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