2016年12月にこの世を去った、グレッグ・レイク(Greg Lake, EMERSON LAKE & PALMER、KING CRIMSON etc)が、1981年に行ったソロ名義でのライヴ音源「ライヴ・アット・ザ・ハマースミス・オデオン ’81」が、国内盤でリリースとなった。本作は2015年に「In London 81」というタイトルで海外リリースされており、それ以前にも、様々なタイトルで国内外で流通していたが、国内では長らく入手困難となっていた。グレッグの死という悲しいきっかけではあるが、こちらも今は亡きゲイリー・ムーア(Gary Moore、Gt)との奇跡の組み合わせによる貴重な音源が、こうして正規の形で流通するのは、素直に歓迎したい。収録内容は、先の海外版と同一なので、願わくば未発表音源の一つもあれば完璧だったが、、、
本作のメンバーは、Greg Lake(Vo&Gt)、Gary Moore(Vo&Gt)、Tommy Eyre(Vo&Key)、Ted McKenna(Drs)、Tristram Margetts(Ba)という編成だ。70年代のELPではベースとギターを持ち替えながら、”悪の教典”等では、見事なリード・ギターをプレイしていたグレッグだが、このソロ・バンドはあくまでも歌がメインとなっている。この時期に残したソロ名義のスタジオ・アルバムでも、ベースはプレイしていない。
レイクがソロ名義で発表した2枚のスタジオ・アルバム「Greg Lake(1981年)」「Manoeuvres(1983年)」は、現在は国内盤は流通していないが、輸入盤は2in1形式のものが安価で手に入るので、ソロ作品を未聴の方にはぜひ、お勧めしたい。
ライヴ・アット・ザ・ハマースミス・オデオン ’81 / グレッグ・レイク
1. Fanfare For The Common Man / Karn Evil 9、2.Nuclear Attack、3.The Lie、4.Retribution Drive、5.Lucky Man、6.Parisienne Walkways、7.You Really Got A Hold On Me、8.Love You Too Much、9.21st Century Schizoid Man、10.In The Court Of The Crimson King、Bonus Track: C’est La Vie (Live in NYC 1981)