ニュー・アルバムは7月15日リリース!
昨年の、横浜の野外フェスを含むジャパン・ツアーで、レジェンド健在ぶりを見せつけた孤高のギタリスト、ジェフ・ベック(Jeff Beck)がニュー・アルバムをリリースし、バディ・ガイとのアメリカン・ツアーを行う。ジェフベックのオフィシャル・ホームページ発表では、アルバムのリリースは7/15とされている。昨年の来日に合わせてライヴ・アルバム「Live +」がリリースされていたが、オリジナル・アルバムは2010年の「Emoton & Commotion」以来となる。また、同時期に、BECK01というジェフのキャリアを総括する内容の書籍も発売になる予定だ。
昨年のライヴ盤「Live+」がニュー・アルバムのヒント?
ニュー・アルバムのタイトルや収録内容は明らかにされていないが、昨年リリースされたライヴ・アルバムには、"Tribal"、"My Tiled White Floor"というスタジオ録音の新曲が含まれていたので、これらの曲がニュー・アルバムへのヒントになるかもしれない。
エリック・クラプトン、ジミー・ペイジやその他の大御所ギタリストと異なり、ベックは自らが曲を書いたり、アルバムをプロデュースするといった事が極端に少ない。別の言い方をすれば、ギター・プレイ以外は何もしない、とも言える。その為、アルバムに参加するミュージシャンやプロデューサーによって音楽性が極端に異なってくる。それでも、アルバムを聴けば、それはベックのアルバム以外の何物でもない。
ローリング・ストーンズやビートルズと同時期にキャリアをスタートさせたベックは、今年の誕生日で72才となる。しかし、その姿やプレイからは全く老いを感じさせる要素がない。これも、またベックの凄さだろう。
90年代は殆ど来日公演を行わず、99年の来日時には「今世紀最後の来日!」と宣伝され、だれもが「今世紀どころか、今回が最後ではないか?」とチケット争奪戦が繰り広げられたベックだが、翌年、20世紀最後の年にもまさかの再来日、その後はコンスタントに来日してくれている。一昨年、昨年につづき、3年連続でベックの雄姿を日本で見ることができるかもしれない。
ジェフ・ベック・オフィシャルHP(英語) http://www.jeffbeckofficial.com/
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