Resistar Records所属のDOG inTheパラレルワールドオーケストラ、BugLug、Blu-BiLLioNの3バンドによる 「治外法権VOL.5」福岡公演が昨日8月23日、昨年と同じく福岡DRUM LOGOS で開催された。
3バンドの順番、セッションも未定で始まるこのイベント。いつどこで参加しても特別な期待感を味わうことが出来る。
一組目はDOG inTheパラレルワールドオーケストラ。別世界に入り込んだかのようなポップでキャラクター性を主張するバンドメンバーの登場にオーディエンスは沸き、ボーカル春の煽りからの「パラドッグス」で一気に興奮は最高潮に。「祭izm」ではオーディエンスもセンスを取り出しまさにお祭り気分。「ココロVIBES」「ハルシオンキャンディ」「Doggy's Party!!」といったDOGらしい有頂天になれるナンバーを続け、トップバッターとしてステージを盛り上げる。
続くのはそろいの衣装で登場したBlu-BiLLioN。「Resonance-共鳴」からスタートして一体感を高めていく。MCでは「昨年度と同じ曲は2曲しかないので僕たちが新しい曲をたくさん作った、ということなのでたのしんでください」とボーカルミケが紹介し、期待感を高めた。「キミコレクション」、「H&H」や「GAEDEN」といった他2バンドとは全く違うBlu-BiLLioNならではのカラーがしっかりでたセットリストで盛り上げていった。
3バンドのラストを飾るのはBugLug。暗闇の中でてくるメンバーの醸し出す雰囲気に圧倒されるばかり。人気曲「メイドインマイン」から始まるセットリストにオーディエンスは歓喜し、「猿」では一聖「人間休憩しませんか」の声掛けに合わせてこの時ばかりは人間ではなくなったように歌い踊り会場全体が最高潮に騒ぎ合っていた。その後も「.KAIBUTU」「絶交悦楽論」といった人気ナンバーもしっかり入れられた治外法権というお祭りらしいセットリストになっていた。
治外法権のお楽しみであるセッションは今回春率いる「ダッチワイフ」。血まみれ白衣で最後の雄叫びのように声を、楽器を鳴らす彼らは会場の誰よりも楽しそうに歌い踊り、一大祭りである「治外法権」を「最高に楽しかった」と締めた。