Neo-Zonk

Neo-Zonk L:Shoko Nagasaki, R:Ai Ohnuma

7年間の活動を経て製作されたファースト・アルバム「LUMINOUS」

大沼あい、長崎祥子による、ツイン・キーボードのインストゥルメンタル・ユニットNeo-Zonkがファースト・アルバム「LUMINOUS」を12月1日にリリースする。Neo-Zonkは2014年からライヴ活動を始めた新しいユニットだが、大沼と長崎は、前身となるトリオ編成のグループZonk-Monkで2009年から活動を共にしており、Neo-Zonkはその名前のとおりZonk-Monkの音楽性を引き継いだユニットである為、本作は7年間の活動を経て製作されたファースト・アルバムとなる。なおZonk-Monkは2011年に3曲入りCD「Disorder – out of the cosmos- 」をリリースしており、本作にはその再録バージョンも収録されている。

プログレ・ファンからロック、ポップス・ファンまで幅広い層にアピールするNeo-Zonkの音楽

Neo-Zonkの曲は、変拍子や複雑な展開を取り入れたプログレ・フュージョン的な音楽性がベースとなっており、演奏形態はツイン・キーボード+ドラムで、本作のレコーディングでもサポート・ドラマーが全曲に参加している。プログラミングを駆使したデジタル・サウンドではなく、むしろピアノやハモンド、ストリングス系の音が多く使われており、ベース・ラインもベーシストがプレイしているかの様な、音使いをしている。知らずに聴けばギターレスのバンドがプレイしている様に感じられるだろう。
インストのプログレ・サウンドというと、難解で聴き手を選ぶマニア向けの音楽をイメージしがちだが、Neo-Zonkの曲はそうでは無い。確かに、長尺の曲や、70年代初頭のサイケデリック・サウンドを彷彿とさせる雰囲気の曲、映画のサントラを彷彿とさせる壮大なアレンジの曲、超絶テクが聴ける曲など、それぞれの曲が綿密に作りこまれており、単調では無い。しかし、どの曲にも、キャッチーで口ずさめる様なメロディも豊富に盛り込まれているので、複雑ではあるが、聴きやすく頭に残りやすい。これも、Neo-Zonkの音楽の特徴と言えるだろう。
プログレやジャズ・フュージョンのファンから普通のロック、ポップス・ファンまで、幅広い層にアピールする内容のアルバムに仕上がっている。

ライヴでの演奏を通じて出来上がった曲

特筆すべきは、本作の曲を含め、Neo-Zonkの曲は全てライヴでの演奏を通じて出来上がった曲という事だ。ドラム以外のパートはライヴでも、全て2人だけで演奏されている。それを意識しながらCDを聴いてみると、これをライヴでどうやって再現するのか?と興味が湧いてくるに違いない。実際、ライヴで観るNeo-Zonkの演奏は、ある意味「壮絶」とも言える。本作のリリースを経て、ライヴの本数も増えていくと思われるので、是非、ライヴへも足を運んでいただきたい。

Neo-Zonkメンバー・インタビューを近日公開予定です!ご期待ください。

Neo-Zonkオフィシャル・ホームページ http://neo-zonk.wix.com/neo-zonk-site