the last in Line

LAST IN LINEのデビュー・アルバム「Heavy Crown」が2016年2月に登場

DEF LEPPARD(デフ・レパード)のギタリスト、ヴィヴィアン・キャンベルが初期のDIOのメンバー、ジミー・ベイン(ベース)、ヴィニー・アピス(ドラム)、クロード・シュネル(キーボード)、HURRICANEで活躍するアンドリュー・フリーマン(ヴォーカル)と結成したバンドLAST IN LINEのデビュー・アルバム「Heavy Crown」が2016年2月19日にFrontiers Musicからリリースとなる。海外メディア向けのインタビューで、ヴィヴィアンは、バンドは来年1月にDEF LEPPARDのサポートとして、ショウを行い、デビュー・アルバムに伴うツアーを行う、と語っている。なおデビュー・アルバムのレコーディングは元DOKKENのジェフ・ピルソンのプロデュースによって行われている。新作からのThe Devil in MeとStarmakerのMVも間もなく公開予定だ。

「27年間の空白が、まるで27分間の様だった」

LAST IN LINEを始めたきっかけについてヴィヴィアンは「全くの偶然だった」と語っている。スコット・ゴーハム(THIN LIZZY/ギター)の要請で、自身が昔、多大な影響を受けたTHIN LIZZYの曲をライヴでプレイしたヴィヴィアンは、その後、自分のキャリアの原点であるDIOの元メンバー、ジミー・ベインとヴィニー・アピスと再びプレイする事に興味を持ち、一緒にスタジオに入った。「最後に一緒にプレイしたのは27年前だったが、それが27分前の様に感じた」という程の手ごたえを感じた3人は、次ステップとして、シンガーを入れて初期のDIOのアルバム「Holy Diver(83年)」「Last in Line(84年)」「Sacred Heat(85年)」の曲をプレイするショウを行う事を決めた。ヴィニーが推薦したアンドリューは、彼らのスタジオから10分のところに住んでおり、文字通り「call(電話で)」呼び出されたアンドリューは、その足でスタジオ入りし、歌い始めた。アンドリューの歌について、ヴィヴィアンは「鳥肌が立つほどだった」と語っている。ロニーと同じ様な情熱と力強さだけでなく、独自のオジリナリティも感じ取ったヴィヴィアンは、バンドが更なる可能性を秘めている事を確信した。

DIOの曲をプレイするツアーを経てデビュー・アルバムを制作

LAST IN LINEはDIOの初期の曲を演奏するツアーを行い、2013年にはLOUD PARKで来日も果たした。当初は「公式の」DIOのトリビュート・バンドDIO Disciplesと何かと比較される事が多かったが、LAST IN LINEは、DIO時代の曲をプレイするだけではなく、自らがソングライティングに寄与した初期のDIOの音楽性を継承しながら、オジリナリティを追及するバンドであり、ようやくそのオリジナル・アルバムが完成した。
リリース予定は当初よりも遅くなった様だが、それについてヴィヴィアンは「ツアーのタイミングを合わせたかった為」と語っている。DEF LEPPARDで多忙を極めるヴィヴィアンが、LAST IN LINEの為に十分なプロモーション行うためのスケジュール調整が必要だった様だ。まもなくその姿が明らかになる、LAST IN LINEのデビュー・アルバムを楽しみに待ちたい。

出典:BLABBERMOUTH.NET(英語):’Vivian Campbell's LAST IN LINE:Debut Album Title,Release Date Revealed