初期DIOのメンバーが結集!LAST IN LINEのデビュー・アルバム「Heavy Crown」が登場!
「Holy Diver(83年)」、「Last in Line(84年)」、「Sacred Heart(85年)」という現在でもHR/HMファンに愛聴され続けているDIOの名盤を作り上げた初期DIOのメンバー、ヴィヴィアン・キャンベル(DEF LEPPARD/Gt)、ヴィニー・アピス(Dr)、そしてジミー・ベイン(Ba)が集結したバンドとして話題となったLAST IN LINEのデビュー・アルバム「Heavy Crown」が遂にリリースされた。ジミー・ベインがアルバム・リリース直前に急逝するという悲劇があり、本作は70年代から数多くのHR/HMの名盤に参加してきた、ジミーの遺作としても注目を集める事になってしまった。
ジミー・ベインのベースが際立つグルーヴィーな作風
先行リリースされたPV「Devil in Me」を聴いたときから、このアルバムが初期のDIOの作風とは異なるものになる事は予想できたが、アルバム全体を通しても全体的にメロディアスでドラマチックなHRというよりは、ヘヴィでグルーヴィーな曲が目立つ。ヴォーカルのアンドリュー・フリーマンはロニー・ジェイムス・ディオとは全く異なるタイプなので、ヘヴィな曲をプレイしていたトレイシーG時代のDIOとも異なる。数十年ぶりにストレートなメタル・ギターを弾くヴィヴィアンのギター・プレイは、時折DIO時代を思い出させるものもあるが、全く別バンドとして聴いた方がこのアルバムの良さが素直に感じされるだろう。グルーヴィーな作風なので、図らずもジミーのベース・ラインが際立つ曲が多く、今となっては不思議な気持ちにさせられる。ヴィヴィアンが今後、このバンドをどの様に進めていくのか?注目していきたい。
Heavy Crown
1.Devil in Me、2.Martyr、3.Starnaker、4.Burn This House Down、5.I am Revolution、5.Blame It on Me、6.Blame It on Me、7.In Flames(Bonus Track)、8,Already Dead、9.Cruse the Day、10.Orange Glow、11.Heavy Crown、12.The Sickness、13.Heavy Crown(Acoustic remix/Bonus for Japan)