演歌界の大御所石川さゆりがルパン三世
10月より30年ぶりにテレビシリーズ化され話題を呼んでいるルパン三世。そのエンディングテーマを歌っているのが演歌界の大御所石川さゆりである。もちろんアニメのエンディングなので演歌を歌っているわけではない。今回の作品は作詞をつんく♂、作曲を大野雄二という強力コンビが手がけておりルパンファンの間でも話題になっていた。
蓋を開けてみるとルパンらしいジャズ調の曲で石川の歌も峰不二子を意識したかのようなセクシーな歌い方を披露している。歌詞の内容はシャ乱Q時代のつんく♂らしく男心をくすぐるような、男性を惑わせる言葉を多様した内容となっている。
今回、演歌歌手として名を馳せている石川さゆりがポップな曲を歌うということで注目をされたが、実は石川自身は普段から様々なジャンルに挑戦しているアーティストであり、2012年にはTAKURO(GLAY)や森山直太朗、椎名林檎などをコラボした「X―cross―」というアルバムもリリースしている。そんな七色ボイスを持っている彼女だからこそ、今回の曲も見事に歌い上げているのかもしれない。「津軽海峡・冬景色」や「天城越え」など普段は力強く、強い女を演じてきた彼女からは想像もつかない姿を見ることができる貴重な音源となっている。