Machine Shop Ventures

Linkin Parkといったら何を想像するだろうか。ロックバンド、オルタナティブ・ミュージック、ヘビーなギターサウンド、シャウトだろうか。でも、彼らの魅力はそれだけじゃない。

Machine Shop Venturesを知っているだろうか。

Machine Shop Venturesいわゆる、ベンチャーキャピタルであるが、Linkin Parkが立ち上げたVC(ベンチャーキャピタル)だ。音楽業界だとなかなかVCという言葉も聴く事が少ないのではないかと思う。だからこそ、今回は如何にリンキンが重要な事をやっていて、それがどんな事かを伝えたい。

Machine Shop Venturesは、アメリカロサンゼルスに本拠地を置くVCでアーリーへのベンチャーへの投資が中心である。アーリーというのは、創業間もない企業とか会社が多い。そういう所に積極的に投資をし、事業の成長を後押ししてる。

彼らの投資理念は、明快だ。

・リンキンパークブランドと提携し、人々をつなぎ、テクノロジーとデザインを通じてイノベーションを起こすような会社に投資する。

・Ideaではなく人に投資するという事。

・世界を幸せに、健全に、そしてもっと繋がる場所へと変えていきたいという事。

言葉は決して多くはないが、これは彼らの目指す崇高な理念なのだ。音楽という世界で活躍する彼らだからこそ、見える世界があり、変えられる世界があるのだと思う。日本の音楽シーンにいるとよくわかると思うが、まだまだ音楽やエンタメとVCとかそういうものの交わりは少ない。ただ、彼らのような動きがあるからこそ、より新しいものが生まれ、より世界を幸せにできるのだ。

彼らが投資するのは、音楽業界だけではない。そこに、彼らの挑戦があるようにも思われる。すでに成果の出始めているVCではあるが、これからの動きが大変楽しみである。音楽に携わる人には、ぜひ名前だけでも覚えておいて欲しい。

【投資先】

lyft:Uberと並ぶシェアライドの会社。楽天が投資している事でも有名

ROBINHOOD:手数料無料の株式売買サービス。株式投資の民主化に貢献してくれてる

SHYP:梱包と配送プロセスを簡易に、そして安くするSHYP

BLUE BOTTLE COFFEE:日本にも上陸したあのブルーボトルコーヒー。

Plug Air:スマートフォンのイヤホンジャックに差し込むとコンテンツが楽しめる。

OPEN LABS:stagelight2.1を作っている会社。

TURNSTILE:オフィスのエントランスのゲートやイベントのゲートなどを作っている会社。

【Executive Vice President】

Kiel Berry

かつてはJPモルガンに在籍しており、クリエイティブアーティストエージェンシーでも働いていたKielがExecutive Vice Presidentだ。

【Associate】

Michael Seve  

そしてスタートアップ創業の経験もあるMichaelがAssociateを務める。