今年ロックの殿堂入りを果たした、プログッレッシヴ・ロックのレジェンド・バンドYESが、50年記念ツアー「#YES50 TOUR」の開催をオフィシャルサイトで発表した。ツアーは2018年3月にイギリスや欧州各国で行われる。YESは現在「Yestival Tour」でカール・パーマー、トッド・ラングレンとのカップリングで北米をツアー中で、ここでは1st「Yes(1969年)」から「Drama(1980年)」までの各アルバムからチョイスした曲がプレイされているが、次の「#YES50 TOUR」では、1973年の2枚組アルバム「Tales From Topographic Oceans(海洋地形学の物語)」の1面”The Revealing Science of God (Dance of the Dawn) (神の啓示)“と4面”Ritual(Nous sommes du soleil)(儀式)”の完全演奏に加え、3面”The Ancient(Giants under the Sun) (古代文明)”からの抜粋曲や、歴代のヒット曲がプレイされるとの事だ。
なお、現在のYESのラインナップは、スティーヴ・ハウ(Gt)、アラン・ホワイト(Drs)、ジェフ・ダウンズ(Key)、ジョン・デイヴィソン(Vo)、ビリー・シャーウッド(Ba)で、50周年記念ツアーもこのラインナップで行われる予定だ。現在のツアーには、スティーヴの息子ディラン・ハウがサポート・ドラマーとして参加しているが、次のツアーへの参加については、今のところ公式アナウンスは無い。
また、オフィシャル・サイトでは、最新ライヴ・アルバムのリリースも告知されている。詳細な内容は未発表だが、”Topographic Drama – Live Across America”というタイトルで2016~2017に行われたUSツアーが収録される模様だ。このツアーでも「DRAMA」の再現と共に「Tales From Topographic Oceans」の1,4面がプレイされていたので、「#YES50 TOUR」の予告的な意味合いも込められているのかもしれない。ライヴ・アルバムは今年の末にリリース予定とされている。