昨年、クラシック・ラインナップDOKKENで来日し、昔と変わらぬ神がかったギタープレイで日本中のファンを沸かせたジョージ・リンチが、自らのリーダー・バンド、LYNCH MOB(リンチ・モブ)として2年ぶりとなるオリジナル・アルバム「The Brotherhood」を9/8にリリースする。ジョージの参加作品としては、2017年3月にKXMで「Scatterbrain」を、そして10月には、Sweet/Lynchで「Unified」のリリースされる予定で、1年間に3枚のスタジオ・アルバムというハイペースで、活発な活動を行っている。

今回のアルバムの参加メンバーは、ジョージの他、前作に参加したオリジナル・シンガーのオニ・ローガン(Vo)に加え、DOKKEN、QUIET RIOT、GREAT WHITE等のショーン・マクバブ(Ba)、BURNING RAINのジミー・ダンダ(Drs)というラインナップだ。バンドの成り立ちから、現在のLYNCH MOBはジョージ、オニのプロジェクトという性質が強い感じがするが、本作のアルバム・カバーには、4人全員のグループショットが使われており、またアルバム・タイトルもバンド・メンバーの間に兄弟の様な強い結束を表していると、ジョージはコメントしている。

本作からは既に“Main Offender”、”Mr. Jekyll And Hyde”の2曲のビデオが公開されている。このビデオにも4人のメンバーが登場し、バンドしての存在感を強く打ち出している。この2曲を聴けば本作にはクラシック・スタイルのLYNCH MOBサウンドが貫かれている事が想像できるだろう。オープニング・トラックとなる”Main Offender”のギター・ソロをプレイするジョージの姿はDOKKENの全盛期とまるで変わらない程のテクニックと気迫を感じさせる。昨年はDOKKENとして久しぶりの来日を果してくれたが、そろそろLYNCH MOBとしての来日も期待したい。

The Brotherhood / LYNCH MOB

1. Main Offender、2. Mr. Jekyll And Hyde、3. I’ll Take Miami、4. Last Call Lady、5. Where We Started、6. The Forgotten Maiden’s Pearl、7. Until the Sky Comes Down、8. Black Heart Days、9. Black Mountain、10. Dog Town Mystics、11. Miles Away、12. Forevermore (bonus track)

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