ドゥーム・メタルの帝王CANDLEMASSの中心人物であるレイフ・エドリング(Leif Edling, Ba)が結成した新バンド、THE DOOMSDAY KINGDOMが、新曲”Hand of Hell“のビデオを公開した。バンドは、この新曲を含むデビュー・アルバム「The Doomsday Kingdom」を、4月7日にNuclear Blastからリリースする。

昨年、LOUD PARK2016で、念願の初来日を果たしたCANDLEMASSだが、2012年の「Psalms for the Dead(葬送詩篇)」を”ラスト・アルバム”という位置づけでリリースしており、それ以降はライヴ活動は行っているが、アルバムは制作していない。昨年、新曲”Death Thy Lover”のEPをリリースしているので、ひょっとすると、今後、ニュー・アルバムのリリースもあり得るが、現時点では、女性シンガー、ジェニー・アン・スミスをフィーチャーしたAVATARIUM、そして今回デビューを果たすTHE DOOMSDAY KINGDOMがレイフの創作活動のメインとなっていく可能性もある。

THE DOOMSDAY KINGDOMは、レイフの他、マーカス(Gt)、アンドレアス(Drs)、ニカルス(Vo)という編成で、公開された新曲を聴く限りでは、CANDLEMASSと同様のメロディック・ドゥーム・バンドと言える。ニカルスのヴォーカルはハイトーン主体で、高らかにメロディを歌い上げるスタイルは、歴代のCANDLEMASSのヴォーカリストの流れを感じさせ、CANDLEMASSファン、ドゥーム・メタル・ファンに強くアピールするバンドとなる事だろう。

The Doomsday Kingdom

1. Silent Kingdom、2. The Never Machine、3. A Spoonful Of Darkness、4. See You Tomorrow、5. The Sceptre、6. Hand Of Hell、7. The Silence、8. The God Particle

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