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究極のLED ZEPPELINトリビュート・バンド、LED ZEPAGAINが来日!

本家も認める究極のLED ZEPPELINトリビュート・バンド、LED ZEPAGAIN(レッド・ツェッパゲイン)が来日、9/20に東京・EX THEATER ROPPONGIでライヴを行った。昨年に引き続きの来日だが、今回は本家LED ZEPPELINが75年にイギリスのアールズコートで行った伝説のライヴ完全再現だ。大型連休の週末とはいえ、来日公演目白押し。まもなくジェフ・ベック(こちらは本人!)も来日するという時期にも関わらず、チケットは前売りで完全ソールドアウト、会場には70年代の本家LED ZEPPELIN世代のオールド・ファンから若いファンまで幅広い年代の観客が詰めかけていた。

LED ZEPPELIN の名曲が75年の姿で完全再現

ほぼ定刻に客電が落ちSEが流れる中、メンバーが登場。オープニングは当然Rock and Rollだ。殆どの観客はセットリストが頭の中にあるだろう。YouTubeなどで予習をしてきた人も少なくないかもしれない。通常のライヴと違い、そういったネタを事前に知れば知るほど楽しめるのがLED ZEPAGAINのライヴだ。単に曲を演奏するのではない。時代と共にオリジナルから姿を変えていった本家LED ZEPPELINの曲が75年当時の姿で忠実に再現されるのだ。演奏だけではなく、日本人ギタリスト、ジミー桜井をはじめ、メンバーは若き日のLED ZEPPELINを彷彿とさせるステージアクションを随所で見せる。伝説のアールズコートのライヴが目の前で再現されていくライヴは圧巻の一言だ。

機材トラブルもプロのトリビュート魂で乗り切り、ラストに盛り上がりは最高潮へ

しかし完璧な演奏、完璧な再現ライヴの途中で思わぬアクシデントが起こった。The Song Remains the Same(永遠の詩)からRain Songの美しい流れに続いて演奏されるはずだったKashmirの前でキーボード・トラブルが発生し曲が始められない状況になってしまったのだ。ここでヴォーカルのスワンが機転をきかせたのか「Any request?」と一言。これは本物のアールズコートでロバート・プラントが終盤のHeartbreakerの前で行ったMCだ。突発のトラブルもホンモノと同じMCでつなぐ。この辺りのフォローの仕方は正にプロのトリビュート・バンドだ。結局、Kashmir、No Quarterと順番を入れ替える形でTangerineが演奏され1部のステージを終え、2部はアコースティック・セットで再開となった。本来と違う曲順ではあるがKashmir、No Quarterも無事に演奏された。ラストのCommunication Breakdownまでキッチリ演奏し、最後は客席総立ちでライヴは終了した。4時間半にもおよぶライヴが終わり一旦、客電がつけられたが、なんとここで「機材トラブルで曲順どおりに演奏できなかったお詫び」として、予定にはなかったAchilles Last Stand(アキレス最後の戦い)演奏された。本来の75年のライヴでは演奏されなかった、76年リリースの「PRESENCE」からの曲がサプライズで演奏され、最高潮の盛り上がりでLED ZEPAGAINの東京公演は終了した。9/21(月)は大阪でライヴが行われる予定だ。東京では無念の機材トラブルで実現できなかった、曲順も含めたアールズコート完全再現をしてくれるだろう。