音楽がネットで配信され、いつでもどこでも簡単に聞ける時代になったが、やはりライブに行くことで、その音楽の良さを確認できたり、CDやテレビではわからないアーティストのキャラクターを発見できる。そこで、一度はライブに行ってもらいたいバンドを紹介していきたい。
キュウソネコカミ
5人組ロックバンド。ピンとくる人にはピンとくるバンド名はファイナルファンタジーX-2に登場するアイテム“キューソネコカミ”と“窮鼠猫を噛む”ということわざに由来されたそう。
ゲームのアイテムをバンド名にしているあたり、若干のオタク要素が見受けられる。
彼らの楽曲は、ボーカルが腹を立てた身近なことを題材にすることが多いそうで、曲のタイトルも歌詞も何となく負の要素を含んでいるのだが、それがやや攻撃的なメロディーに乗っかるとなんだかおもしろいことになる。
ステージでカメハメ派を撃ってみたり、オーディエンスに「ヤンキー怖い」と叫ばしてみたり。いつの間にか彼らの世界観に引き込まれ、ついつい踊ってしまったり、ついついカメハメ派を撃ってしまう、そんなライブなのだ。
MAN WITH A MISSION
テレビ番組にも出演しており、頭はオオカミ、体は人間の究極の生命体とされる彼らを見たことがある方も多いのではないだろうか。マスコミではわかりやすく“オオカミバンド”と称されている。見た目のインパクトがありすぎる彼らだが、そのライブパフォーマンスには定評がある。人気曲の“FLY AGAIN”ではオーディエンスが一体となり、盛り上がりは最高潮となる。ホール会場のライブでは映像や、レーザーなどを駆使した演出がなされ、とても見応えのあるバンドだ。
チャットモンチー
もともと徳島県出身の3人組ガールズバンドであったが、2011年ドラム担当だったメンバーが脱退。ボーカルでギターの橋本絵莉子とベース、コーラスの福本晃子の2人で活動していた時期もあるが、現在はサポートメンバーを迎え4人でステージに立っている。
チャットモンチーの魅力は何と言ってもボーカル橋本絵莉子の伸びのある歌声ではないだろうか。小柄で華奢な体からは想像できない力強い演奏と歌声、それを支える福本晃子のベースとコーラス。是非一度生で聞いてもらいたい。チャットモンチーはとにかくメンバーが楽しそうにステージに立っており、音を楽しんでいるということが伝わってくるのだ。
紹介したのは、たった3組のバンドだが、世の中にはいろんなジャンルの音楽がある。CDやラジオで聞いて気になった音楽。どんなライブをしているのか、一度足を運んでみてはいかがだろう。