SOLD OUT !11/29(SUN) PURE METAL SPIRITS vol5. 吉祥寺クレッシェンド

メロディック・パワー・メタル・バンドSEVENTH SONの15周年を記念したライヴ、「SEVENTH SON presents "PURE METAL SPIRITS vol.5" -SEVENTH SON 15th Anniversary SPECIAL 3man Live-」が11/29、吉祥寺クレッシェンドで行われた。出演はSEVENTH SONの他、ジャパニーズ・フォーク・メタルの雄BELLFAST、メタル・ウォーリアーHELLHOUNDの3バンドをメインに、オープニング・アクトとしてHAMMERHEADが参加という、強力なラインナップだ。
この週末は都内各所でメタル系のライヴが数多く組まれていたが、このライヴは前日までにSOLD OUT。会場には「PURE METAL SPIRITS」を求める数多くのメタル・ファンが詰めかけていた。今回は、メイン・アクトの先陣を切った、HELLHOUNDのライヴレポをお届けする。

Crossfire

Crossfire

数々の偉業を成し遂げた「地獄の番犬」HELLHOUNDが先陣を切って登場!

海外リリースと遠征、世界最大のメタルフェスWacken Open Airへの参戦、そして最新シングル「Sign of Heavy Metal 」のAmazonチャートでのBABY METAL越え、と数々の偉業を成し遂げてきた、日本を代表するメタル・バンド「地獄の番犬」HELLHOUNDがメイン・アクトの先陣を切って登場した。オープニングは重厚なLet Metal Rule the Worldだ。15周年記念のライヴとしてトリで登場するSEVENTH SONに花を持たせるつもりなど全く無い!と言わんばかりに、ギター&ヴォーカルのCrossfireが「体力残すなよ!SEVENTH SONは座って見てろ!」と吼える。それが「煽り文句」ではなく「本気だぞ!」と言わんばかりにMetal Shock、Metal Fire from Hellと高速チューンを連発し、満員の客席もそれに応える。

Lucifer's Heritage

Lucifer's Heritage

BABY METALを抑えたNo.1ソング「Sign of Heavy Metal」

Headcrusher、Heavy Metal Educationとヘッドバンギングには最適な曲に続いて、最新シングルとして10月にリリースされ、AmazonのチャートでBABY METALを抑えて堂々の1位を獲得した、Sign of Heavy Metalが満を持して登場する。Crossfireは「この話は10年使える!」と言っていたが、奇をてらった曲ではなく、どこを切っても100%HELLHOUNDの曲がチャートの1位に立ったという事実は、一生モノだろう。

Dragonblaster

Dragonblaster

メタル魂を見せつけたHELLHOUNDのステージ

音を聴かずにパッチだらけのデニムに、サングラスというワイルドな外見だけを見ると、勢いに任せて突っ走るだけのバンドというイメージを持つかもしれないが、HELLHOUNDの曲はファスト・チューンでも、ミドル・テンポの曲でも非常に練り込まれたアレンジの曲が多く、ライヴでのプレイも勢いだけで押し切るタイプではない。Dragonblaster(ドラム)とBlackwind(ベース)のリズム・セクションが固いコンビネーションでガッチリと曲を支え、Lucifer's Heritage(ギター)は、飾り気の無い骨太な音で、切れ味鋭いリフからテクニカルなソロまでを弾きこなす。Crossfireは、ヴォーカルを兼ねるギタリストだが、リズム・ギターだけではなく、Lucifer's Heritageとリードをリードを分け合いながら、息の合ったツイン・リードも随所で聴かせてくれる。ブルータルな曲の中にも、美しいメロディやドラマチックな展開があり、客席が一体になって歌えるパートもある。激しさと美しさが混在し、同時にパワフルでもある。メタル・バンドはこうであって欲しい!メタルのライヴはこうであってほしい!HELLHOUNDは、正にそんなメタル魂をステージで見せてくれた。

Blackwind

Blackwind

セットの後半になっても、HELLHOUNDの攻撃は観客に休みを与える事なく、HELLHOUND流のキャッチーさを持ったMr.Heavy Metal、ドラマチックに展開するWarriors of Rising Sunと名曲を披露し、最後のトドメと言わんばかりに、Metal Psycho、Metal Warriorをプレイして、約1時間のステージを終えた。

HELLHOUNDのステージを観終わり、正直、ここでライヴが終わってもかなりの満足度で帰路につけただろう。逆に、この時点でまだ半分も終わってないの?という感覚もあり、Crossfireの言葉通り、座り込むまでは行かないまでも、最後までこの調子でもつのだろうか?と半ば不安になる程、圧倒的なHELLHOUNDのステージだった。

11/29 吉祥寺クレッシェンド セットリスト

1. Let Metal Rule the World、2. Metal Shock 、3. Metal Fire from Hell 、4. Headcrusher、5. Heavy Metal Education、6. Sign of Heavy Metal、7. Mr. Heavy Metal、8. Warriors of Rising Sun、9. Metal Psycho、10. Metal Warrior

HELLHOUNDライヴ・インフォメーション

12/5 香川・高松 Toonice / ATTACK OF THE NIGHTMARE vol.3

12/30 東京・吉祥寺クレッシェンド / LOUD & PROUD vol.350 -Year End Special-

HELLHOUNDオフィシャル・ホームページ

HELLHOUND Vo&G/Crossfireインタビューを近日公開予定です!
11/29 PURE METAL SPIRITS vol.5 その他の出演バンドのライヴレポも順次公開予定です!

ご期待ください。