ACCEPTの曲に別れを告げるバンド、DIRKSCHNEIDERが来日
U.D.O.のシンガー、ウド・ダークシュナイダーが、かつて在籍したACCEPT(アクセプト)の楽曲に別れを告げる為に結成したバンド、DIRKSCHNEIDER(ダークシュナイダー)を率いて、2016年5月に来日を果たす。Back to the Roots 2016と題されたツアーのセットリストは、全てACCEPTの楽曲で構成される事になっている。ジャーマン・メタルが西独鋼鉄音楽と呼ばれた時代のACCEPTの名曲を、オリジナル・シンガーのウドーの声で体験できるのはこれが最後となる。
The Voice of ACCEPT、ウド・ダークシュナイダー
元ACCEPTのドラマー、ステファン・カウフマンがギタリストとして在籍していた時代のU.D.O.は、ACCEPT時代の曲をライヴで数多く演奏していたが、現在は殆ど演奏されなくなっている。過去の名曲に頼らなくても、十分素晴らしいセットリストを組むことができるだけの質の高いアルバムを、U.D.O.としてもリリースしてきているので当然だが、やはりACCEPTの曲をウドの声で聴きたいというファンは少なくないだろう。マーク・トーニロが歌うACCEPTも強力だが、マーク自身がウドー的な歌声の持ち主である事が、ウドこそThe Voice of ACCEPTである事を物語っている。
35年にも及ぶキャリアを誇るウドーは、決して器用なシンガーではない。80年代にヘヴィ・メタルが華やかだった時代に、見た目でアピールできるルックスを持たず、バラードやアンプラグドが流行っても、それを歌う事ができない。不器用を絵に描いた様なフロント・マンのウドが、そのスタイルを変える事なく、35年にわたり第一線で戦い続けている事にファンは感動し、リスペクトする。そのウドが、自らのルーツに戻り、ルーツを封印する貴重なライヴを見逃してはいけない。
DIRKSCHNEIDER(ダークシュナイダー)来日公演スケジュール
2016年5月11日 大阪・梅田クラブクアトロ
2016年5月12日 名古屋・ボトムライン
2016年5月13日 東京・品川プリンス・ステラボール
※11/1時点で東京公演の日付が、日本の主催者発表と、バンド発表とで異なっています。今後の情報にご注意ください。
※11/3更新:オフィシャル・ホームページの東京公演日程が、日本主催者発表の5/13に訂正されました。
チケット等、詳細:TOKYO ONKYO ROCK SITE
U.D.O.オフィシャル・ホームページ(英語):http://www.udo-online.com/
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