アメリカン・プログレッシヴ・ロックの伝説的グループKANSAS(カンサス)が、76年の大ヒット・アルバム「Leftoverture(永遠の序曲)」40周年を記念して行った、同作の再現ライヴを収録した最新ライヴ・アルバム「Leftoverture Live &  Beyond (レフトオーヴァーチュア・ライヴ&ビヨンド〜「永遠の序曲」40周年記念ライヴ)」を11/22にリリースする。

本作は、2016年にリリースされた16年ぶりの最新アルバム「The Prelude Implicit(暗黙の序曲)」リリースに伴うツアーを収録しており、Disc 1は、最新作からの曲プラス“Point of No Return(帰らざる航海)”、”Paradox(逆説の真理)”、”Dust in the Wind(全ては風の中に)”等の代表曲、そしてDisc 2が「Leftoverture」の再現となっている。

現在のメンバーは、リチャード・ウィリアムス(Gt)、フィル・イハート(Drs)、ビリー・グリアー(Ba)、デイヴィッド・ラグスデール(Vln,Gt)、ロニー・プラット(Vo,Key)、デヴィッド・マニオン(Key)、ザック・リピ(Gt)という編成である。「Leftoverture」時代のオリジナル・シンガー、ステイーヴ・ウォルシュや、同作の楽曲の大半を手掛けたケリー・リヴグレン(Gt)は不在ではあるが、全盛期のウォルシュのヴォーカルスタイルに近いロニーの歌唱や、現メンバーの演奏力の高さは、歴史的アルバムやグレイテスト・ヒッツのセットリストを現代の高品質ライヴ・サウンドで楽しむことを可能にしてくれている。
今のところ、本作は音源のみのリリースで、DVD、ブルーレイのリリースはアナウンスされていないが、下手に映像を見てしまうと、長年バンドを離れているリヴグレンはともかく、フロント・マンである、ウォルッシュ不在を強く意識させられるかもしれない。その点ではCDのみのリリースが適しているのかもしれない。

Leftoverture Live & Beyond / KANSAS

Disc 1: 1.Icarus II、2.Icarus (Borne on Wings of Steel)、3.Point of No Return、4.Paradox、5.Journey from Mariabronn、6.Lamplight Symphony、7.Dust in the Wind、8.Rhythm in the Spirit、9.The Voyage of Eight Eighteen、10.Section 60
Disc 2: 1.Carry on Wayward Son、2.The Wall、3.What’s on My Mind、4.Miracles Out of Nowhere、5.Opus Insert、6.Questions of my Childhood、7.Cheyenne Anthem、8.Magnum Opus、9.Portrait (He Knew)

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