ドン・ドッケンが海外メディア「The Classic Metal Show」に対して、DOKKENの次のニュー・アルバムについて語っている。ドンによれば、DOKKENは今年の末までツアーをする予定で、その後、しばらくのオフを挟んでニュー・アルバムの製作に取り掛かるとの事だ。
何よりも気なるのはレコーディング・メンバーだが、ジョージ・リンチ、ジェフ・ピルソンではなく、現在のラインナップ、つまり、ミック・ブラウン(Drs)、クリス・マッカーヴィル(Ba)、そしてジョン・レヴィン(Gt)の編成となる。新作を作るのであれば、昨年来日したクラシック・ラインナップでのレコーディングを!と思うファンも多いだろうが、ドンにとっては、あくまで昨年のリユニオンは一時的なもので、このレヴィン、マッカーヴィルを含むラインナップがドンにとって、最も好ましいバンドとの事だ。
ニュー・アルバムの音楽性についての、ドンの発言が興味深い。これまで、ドンはレコード会社から「80年代の様な曲を作ってくれ」と言われる事は不本意であり、常にクリエイティヴで新しい音楽性を追求したい、と考えてきたが、しばらく前に一緒にツアーをしたWINGERのキップ・ウインガー(Ba&Vo)と話をした際「ファンが望む音楽をやるべきだ。ファンは俺にWINGERのサウンドを求めている。だから俺はそうする。ファンは君にクラシックなDOKKENを求めているんだ。だから、それをやるべきだ。君の新しい音楽性の追求はソロとしてやればいい。」というキップの言葉に心を動かされ、レヴィンと共に、クラシック・スタイルのDOKKENらしいヘヴィ・リフとハーモニー、メロディの曲を書く事にしたそうだ。ニュー・アルバムは2018年中のリリースが予定されている。