デビュー以来、一貫して正統派パワー・メタル・スタイルを貫き、世界中のコアなメタル・ファンから高い評価を集めてている、カナディアン・メタル・バンド、STRIKER(ストライカー)が、前作「Stand in the Fire」から約1年という短いインターバルで、ニュー・アルバム「Striker」をリリースした。「パワフルなクリーン・ヴォーカル、キャッチーなコーラス、ヴォーカル・ハーモニー、印象深いリード・ギター」というバンドの拘りがストレートに表現されており、バンド名をアルバムのタイトルとしたバンドの想いが伝わってくる様だ。

オープニングの”Former Glory“は、キャッチーさを全面に押し出した曲で、こういった曲は以前からあったものの、リードトラックに持ってきたのには少し驚かされたが、アルバム全体を通して聴けば、これまで通りのハード&ヘヴィ&メロディのSTRIKERのアルバムだ。ビデオ制作された”Born to Lose“を始め、イントロ的な”Cheating Death“~”Shadow in the Night“、”Rock the Night“とクオリティの高い、メロディアス・メタルに満ち溢れている。サウンド・プロダクションも素晴らしく、本格的に世界を狙うバンドへ進化を遂げた強力なアルバムだ。

Striker

1.Former Glory、2.Pass Me By、3.Born to Lose、4.Cheating Death、5.Shadows in the Light、6.Rock the Night、7.Over the Top、8.Freedom’s Call、9.Curse of the Dead、10.Desire(Bonus track)、11.Heart of a Lion(Bonus track)

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