ARMORED SAINT(アーマード・セイント)の2015年のヨーロッパ・ツアーを収録した最新ライヴ・アルバム「Carpe Noctum(カルペ・ノクテム)」が、1987年のアメリカン・ツアーを収録し、1988年にリリースされたライヴ・アルバム「Saints Will Conquer」の全曲をボーナス・トラックに加えた全16曲の日本独自仕様で3/22にリリースされる。
本作のリリースは、LOUD PARK2016の際に当ページでお伝えした、ジョーイ・ヴェラ(Ba)の単独インタビューで語られていたとおりである。海外でのオリジナル・リリース盤は、最新アルバム「Win Hands Down」のツアーで収録された全8曲、約40分という内容となっていた。日本盤で加えられた「Saints Will Conquer」は輸入盤でしかCDが手に入らないのと、「Carpe Noctum」と曲の重複も無いので、カップリングには最適な内容だ。更に「Saints Will Conquer」でプレイしているギタリストは、今は亡きデイヴ・プリチャードで、当時は、フィル・サンドバル(Gt)が一時的に不在で、ツイン・ギター体制ではなかった点もポイントだ。
ARMORED SAINTは、89年加入のジェフ・ダンカン(Gt)以外のメンバー、すなわち、ジョン・ブッシュ(Vo、ex ANTHRAX)、ジョーイ・ヴェラ(Ba)、フィル・サンドバル(Gt)、ゴンゾ・サンドバル(Drs)は全員が83年のデビューからのオリジナル・メンバーだ。ほぼ同じメンバーがプレイする本編の「Carpe Noctum」と、ボーナスの「Saints Will Conquer」の間には、約30年の開きがあるにもかかわらず、バンドのパフォーマンスが全く衰えていない事にも驚かされる。過去のライヴ作品とカップリングした事で、本作はバンドの現在と過去を伝える密度の濃い作品となっている。
Carpe Noctum / ARMORED SAINT
1.Win Hands Down、2.March of the Saint、3.Stricken by Fate、4.Last Train Home、5.Mess、6.Aftermath、7.Left Hook from Right Field、8.Reign Free、9.Raising Fear、10.Nervous Man、11.Chemical Euphoria、12.Book of Blood、13.Can U Deliver、14.Long Before I Die、15.Madhouse、16.No Reason to Live(studio track)
9~16が「Saints Will Conquer」収録曲