IRON MAIDENの来日公演が遂に決定!
ついにIRON MAIDENの8年ぶりの来日公演が決定した。4月20日(水)、21日(木)、会場は東京・両国国技館だ。
言うまでもなく国技館は相撲用の会場であり、相撲以外の格闘技イベントが行われる事は多いが、ライヴ会場として使われるのは珍しい。キャパシティは約10,000人とされているが、それは相撲や格闘技の場合で、ライヴ会場として使用する場合は、ステージセットを組むのでそこまでは入らない。国技館は一般的なアリーナの様な長方形ではなく、ほぼ正方形の形なので、丸々1/4がつぶされてしまう。ステージ規模にもよるが、ライヴ会場として使用した場合のキャパは約6,000人程度の様だ。相撲観戦ではおなじみの升席という特殊な座席もライヴに相応しいとは言えない。8年ぶりの来日、しかも2回しか行われないIRON MAIDENの会場としては小さすぎる会場だ。
キャパが小さいという事は、当然、チケット代金にも影響する。今回の金額設定は、アリーナ17,000円、升席14,000円、スタンド12,000円、ステージサイド10,000円となっている。HR/HM系の単独ライヴとしては高い金額設定と言える。ネット上では不満の声も見られるのも事実だが、IRON MAIDENを数千人クラスの「小さな」会場で見られるとなれば、日本だけではなく世界中からファンが殺到する事だろう。
首都圏の会場不足が影響した会場選定?
来日公演の会場が国技館になった大きな要因は、首都圏の会場不足であろう。IRON MAIDENクラスであれば、さいたまスーパー・アリーナか横浜アリーナ程度の規模が望まれるところだが、その両方がメンテナンスの為、使用できないというのは、会場の選択肢を大きく狭めたに違いない。あとは日本武道館、幕張メッセか、代々木体育館、東京ドームくらいだが、時期的に確保が難しかったのだろう。実際、武道館はGLAYのライヴが予定されているし、東京ドームは野球シーズン真っ只中だ。
少し規模的には劣るが国技館以上の会場は他に思い当たらないのも確かだ。何はともあれ、IRON MAIDENがプレイできる会場が見つかった事にまずは感謝したい。
IRON MAIDENを数千人規模の会場で見られる貴重なライヴ
場所が決まれば、チケットの金額は決まってくる。通常VIPを除いてほぼ均一料金になりがちな日本のチケット代とは違い、アリーナとその他である程度の差を設けた事に、ファンへの配慮を感じる。それでもサイド席で10,000円は決して安くは無いが、普段、数万人を相手にプレイするIRON MAIDENを数千人の規模の会場で見ることを考えれば、貴重な機会と言えるだろう。
エドフォース・ワンが再び日本にランディングする日を楽しみに待ちたい。
THE BOOK OF SOULS WORLD TOUR
2016年4月20日、21日 東京・両国国技館
詳細情報:creative man 特設ページ