先日、日本でのアジアツアーを終えた韓国発本格派ガールズロックバンドWalking After U。Live Landでは12月13日渋谷eggmanで行われた“ODYSSEY Presents GIRLS ROCK SPLASH!!! 2015-WINTER-”にあたって、独占取材を行った。
熱くカッコいい彼女たちのライブからは想像できないような、飾らない“一バンド”としての彼女たちの素顔をお届けしたい。(Walking After U:Ba.&Vo.ヘイン、Dr.アッチャン、Key.ソニ ※Gt.ジアは療養中のため今回ツアーには不在)
Walking After Uの音楽性とバックグラウンド
― まずはバンドの成り立ちから聞かせて頂こうと思います。もともとは2つのバンドだったんですよね?
アッチャン:はい。ソニとジアがRUBBER DUCKIE、ヘインとアッチャンがSWINGZというそれぞれ別のバンドでした。
― ソニさんはWalking After Uに入ってからドラムからキーボードに転向されたんですよね。
ソニ:はい、そうですね。
― キーボードはBlindのようにイントロでメロディを弾いているものもありますが、基本的にバッキングを弾くことも多いですよね。キーボードの使い方で意識しているところはなんでしょうか。
ソニ:バンド全体のアレンジの過程でバッキングのフレーズを自分で盛り込むこともありますが、話し合いながら加える場合もあります。作曲の際のアレンジは全員でやりますので。
ギターとキーボードとの音のバランスで言えば、自分たちのライブ映像を振り返って確認したりしていますね。
― アッチャンさんの音楽的なバックグラウンドには激しめの音楽があるとお聞きしていますが、Walking After Uの楽曲にはミドルテンポの曲が多いですよね
アッチャン:もともとGuns N' RosesやDef Leppardなど、あとはStory of the Yearといったハードロックが好きですね。私たちの曲はよりリズミカルなので、速くするより展開を考えて工夫して構成しています。
― ヘインさんのボーカルなんですが、声が素晴らしいですね。パワーがありながらも随所にビブラートがきいてたり、技術的な上手さもあります。その中であえてハードロックのスタイルを選んだのはどうしてですか?
ヘイン:ハードロックが好きというのもありますし、今は若いので(笑)今は新しいアルバムも作ってて、Blindとはまた違ったバラードが3曲くらいあります。ご期待下さい。今自分たちは試行錯誤の段階なので、ハードロックだけでない引き出しもあります。
メンバーそれぞれの音楽的な好みやバックグラウンドが違うので、それぞれがバンドで合わさった時に普遍的でポピュラーさのある楽曲になるように頑張っています。
― ベースを始めたのはWAUになってからなんですよね。
ヘイン:そうですね。ギターの練習もしています。元々、音楽の経験がありました。韓国では親が子供に楽器を習わせることが多くて、私もピアノをやっていましたね。長続きはしなかったのですが(笑)あとはフルートもやりました。音楽と言ってもアカデミックな習い事ですね。
「純粋にライブが楽しい」
― 日本で多くライブをこなしてきたと思いますが、Walking After Uがライブを通して得たもの、変わったことなどありますか?
ヘイン:日本のバンドからはオーディエンスとのやり取りや盛り上げ方を学びましたね。
― 元々、BurnやRunawayみたいにオーディエンスを煽るような曲もありますよね?
アッチャン:オーディエンスがノリやすかったり、煽ったりする曲をやるというだけじゃなくて、ライブ中にどうやってオーディエンスに「オイ!オイ!」とついてきてもらうか。その雰囲気を作る上で自分たちに足りない部分を学びました。
ヘイン:日本のバンドのフロントマンはいろんなタイプの人がいて、自分がボーカルとして、フロントマンとしてどのような立ち位置がいいのか考えています。
― 今回のイベントはガールズバンドのイベントですが、韓国ではガールズバンドも珍しいんでしょうか。
アッチャン:規模も違うので日本では有名ではないと思いますが、韓国でもロックバンドシーンというのはちゃんとあります。ガールズバンドは多くないですが、色々なタイプのバンドがいます。
日本のガールズバンドの方が「カワイイ」バンドが多い気がしますね。Walking After Uもそうですが、韓国のガールズバンドはライブのノリの良さを雰囲気として重視しているバンドが多いと思います。
― 以前ツイッターで拝見したのですが、以前の来日ツアーの際は皆さんで一緒に住んでいらっしゃったのですか?
アッチャン:今もですね(笑)宿ではみんなで雑魚寝しています(笑)
― ソニさんのライブ中の笑顔を見て思うのですが、それはライブの時の雰囲気の良さに繋がっているんでしょうね
ソニ:もちろんです(笑)ライブの前はやはり緊張することもあるんですが、舞台に上がると全て忘れます。ライブをすることがとにかく楽しいんです。バンドだからライブは最高なんです。
― 日本で音楽中心の生活をしていることについての印象はどうですか?
アッチャン:日本はバンドがとても多くて、ライブハウスやスタジオ、楽器屋の多さが環境として充実している印象です。初来日の時は全てが新鮮でした。ライブの運営もシステマチックでしたし。
― リハの時間がきっちり決まっていたりしますもんね。韓国では違うんですか?
ヘイン:韓国ではリハはあるんですけど、当初のタイムテーブルと違うことがあります。セットリストも決まってなかったりすることもあるので少しワイルドですね(笑)
― これからの目標などがあったら教えてください。
ヘイン:今年は日本と中国、台湾などアジアを回りました。来年もアジアを回りながら、ヨーロッパも回りたいと思っています。今回はツアーで来ているのでどうしてもツアーの話が多くなるんですが、バンドで旅をしている感覚ですね。ですから、まだ行ったことのない所に行ってライブをして、旅を続けたいです。
― このインタビューでWalking After Uのことがとてもよく知ることができました。これからの活動も期待しています。
Walking After U:ありがとうございます!
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