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ジミー・ペイジが88年以来となるソロ・アルバムの制作へ

LED ZEPPELINのギタリスト、ジミー・ペイジ(Jimmy Page)が、海外メディア向けのインタビューで、2016年にソロ・アルバムの制作とライヴを行う考えがあると語った。
ペイジのソロ名義のアルバムは、LED ZEPPELINのシンガー、ロバート・プラント(Robert Plant)やジェイソン・ボーナム(Jason Bonham)がゲスト参加した、88年リリースの「Outrider」以来となる。その後、WHITESNAKEのデヴィッド・カヴァーデイルとのプロジェクトCOVERDALE PAGEや、プラントとのPAGE PLANTでアルバム製作とツアー(COVERDALE PAGEのツアーはジャパン・ツアーのみ)を行っているが、それ以降、オリジナル・アルバムはリリースしていない。
一連のLED ZEPPELINカタログのリイッシューを終えた段階で、ペイジは「もう手をつけるべき昔の音源は残されていない。新しい作品を作る」と発言していたが、今回はより具体的に、その考えを語っている。

シンガーの起用は未定、多様な音楽スタイルをプレイしたい

今回のペイジの発言によれば、ニュー・アルバムは、シンガーを起用するかどうかも含めて、今後考えるとの事で、インストゥルメンタル・アルバムになる可能性も示唆している。音楽的な方向性については、ハードロック・アルバムだった「Outrider」とは異なり「自分がプレイできる多様な音楽スタイルを取り入れる」と語っている。

グランストンベリーでのプレイにも言及

またツアーについては「いくつかのアイデアはあるが、状況を見て判断する」と慎重な発言にとどめているものの「イギリスから開始したい」「(イギリスの有名な野外音楽フェスティバル)グランストンベリーでプレイしたい。LED ZEPPELINの曲をkaraoke(カラオケ)で演奏する考えもある。」というライヴに関する具体的な考えも示している。

2007年にLED ZEPPELINが一夜限りの再結成を果たして以来、ペイジは、イベント等でのゲスト的な演奏はあるものの、本格的なライヴは行っていない。LED ZEPPELINの再結成ツアーに向けたリハーサルをジョン・ポール・ジョーンズ(John Paul Jones)やジェイソン・ボーナムと実施中、と報じられた事もあるが、プラントに拒否され破談になったとも伝えられている。
オジー・オズボーン、トニー・アイオミ、ギーザー・バトラーによるBLACK SABBATHのラスト・ツアー、リッチー・ブラックモアのRAINBOW再結成に続き、ジミー・ペイジも本格始動するとなれば、2016年は、正に激動の年となるだろう。今後の詳報を期待して待ちたい!

出典:GuitarPlayer:'Jimmy Page to Record New Solo Album in 2016'