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2004年6月23日にLEVEL42でデビューした木村カエラ。

もともとセブンティーンのモデルをしており、神奈川テレビの音楽バラエティ“sakusaku”のMCに抜擢される。ずっと歌をうたいたいと思っていて、番組プロデューサーに直談判したといわれており、デビュー曲のLEVEL42の“42”は神奈川テレビのアナログチャンネル番号に由来されている。

今やその独特のファッションセンスや奇抜な髪型で若者のカリスマとされている彼女だが、デビュー当時はさほど名が知られているわけではなかった。

2005年に携帯電話会社のCMに使われた“リルラリルハ”が注目され徐々に世間に認識されるようになり、2009年に発表されたbutterflyが平成の結婚式の定番曲となり、彼女の名を不動のものとした。

そんな彼女の魅力とは…

彼女のライブを一度見ていただきたい。歌番組とは違う一面を見ることができる。

リルラリルハなどポップなナンバーとは違った芯の太いロックナンバーを小さく細い体で見事に歌いあげる。オーディエンスをあおるその姿はまさにロック歌手。

彼女のライブをサポートするバンドメンバーも実力者ぞろいで、デビュー当時からほぼ変わらぬメンバーで活動しており、仲の良さがうかがえる。

楽曲のすべては自身が作詞しており、そのメッセージ性の高い歌詞に共感する女性も多く、女性ファンが多いのも特徴である。

“私が歌をうたうことで聞いた人が元気になったり、笑顔になってくれることが一番うれしい。そのために歌をうたっている”とライブや歌番組で発言しており、実際彼女にはその力があるように思う。

昨年デビュー10周年を迎え、さらに力強く活動している彼女だが、実は2児の母。

今流行のママタレ感を出すことはほとんどないが、ドラマ“37.5℃の涙”の脚本を読んで書き下ろした新曲“EGG”は母である彼女だからこそ書ける歌詞のように感じた。

ロックナンバーを歌い上げる姿、ポップなナンバーをかわいらしく表現する姿、まるで妖精のように華麗に踊る姿、どの表情の木村カエラも輝いており、力をもらうことが出来る。

常に“聞く人を笑顔にしたい”という信念を持って歌に向かいあう姿こそ、彼女の魅力なのではないだろうか。