QUEENSRŸCHEのシンガー、ジェフ・テイト(Geoff Tate)率いる、プログレッシヴ・メタル・バンドOPERATION:MINDCRIME(オペレーション:マインドクライム)が、ニュー・アルバム「The New Reality」11/22に日本先行リリースする。海外のリリースは12/1の予定。

The New Reality

3年間でオリジナル・アルバム3枚をリリースするのは、現在のミュージック・シーンでは異例のハイペースと言えるが、以前からジェフ自身が公言していたとおり、本作は、同バンドとしてこれまでにリリースした「The Key(2015年)」「Resurrection(2016年)」に続く、コンセプト・アルバム3部作の最終章となるストーリーを持ったアルバムとされており、ジェフからすれば、ファースト・アルバムの時点から持っていた構想通りにトリロジー・アルバムを連続して作り上げ、リリースしているという事なのだろう。本作のレコーディングに関わっているミュージシャンは、ランディ・ゲイン(Key)、ケリー・グレイ(Gt)、ジョン・モイヤー(Ba)、サイモン・ライト(Drs)、ブライアン・ティッシー(Drs)、スコット・モートン(Gt)とされている。「私は、これまでに出会った数多くのミュージシャンの中から、心から尊敬できるプレイヤー達に、私が書いた曲をOPERATION:MINDCRIMEプロジェクトで、プレイしてくれる様に声をかけて集まってもらった。」と語っている。

新作からの音源は現時点では公開されていないが、参加メンバーや3部作という事を踏まえれば、音楽性に関してても、前作、全然作の延長線上にある、プログレッシヴ・ロック要素が強いHR/HMアルバムと考えるのが妥当だ。初期のQUEENSRŸCHEに通じる要素が少なく、ジェフの歌唱の変化もあり、厳しいファンのコメントも少なくないジェフのプロジェクトだが、昔の音楽性云々を取っ払って聴くと、質の高いプログレHR/HMアルバムを作り出しており、本作の仕上がりにも期待したい。

The New Reality / OPEARION:MINDCRIME

1. A Head Long Jump、2. Wake Me Up、3. It Was Always You、4. The Fear、5. Under Control、6. The New Reality、7. My Eyes、8. A Guitar In Church?、9. All For What?、10. The Wave、11. Tidal Change、12. The Sale Old Story

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